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カシローラ 音 [ニュース]

 カシローラとは何でしょうか? 順番に説明していきましょう。

 まず、「ブブセラ」 という楽器があります。 ブルセラではありません。 これはラッ
パの一種です。 サッカーの試合のときに聞こえる 「プア~~~~」 というアレです。
じつはこのブブセラ、1メートルほどの長さがあるとか。 スタジアム・ホーン とも言
われるようです。

 W杯アフリカ大会で注目され、なんと1ヶ月に5万個も売れる大ヒット商品となりま
した。

 ところが、ここにきて問題が出てきました。 じつはこのブブセラは、とても音が大き
いらしいのです。 なんでも、世界中のテレビ視聴者から 「音がうるさい、なんとかし
ろ! 耳障りだ」 という苦情が殺到したらしいのです。 これに対処するため、ブブセラ
の周波数だけをカットして放送したテレビ局もあったといいます。

 そして、これだけにはとどまりませんでした。 ブブセラは風邪やインフルエンザの
菌をまきちらしているというのです。

 たしかに、言われてみるとそんなカンジもしますね。

 このような状況な中、ブラジルの著名な音楽家であるカルリーニョス・ブラウン氏が
新しく 「カシローラ」 というものを開発しました。 ちなみに、2014年のW杯はブラジ
ルで開催されます。

 これは、ラッパのように口で吹くのではなく、手に持ってシャカシャカと振るものです。
マラカスと同じですね。

 地元メディアによると、FIFAやブラジル政府がすでに使用許可をだしており、 W杯
では公式グッズとして販売されるということです。

 しかし、これはこれで問題があるようです。 というのは、応援の最中、怒ったサポー
ターがこのカシローラをグランドに投げ込んでしまうのだそうです。 手のひらと同じくら
いのサイズなので、ちょうど投げたくなるような大きさではあります。

 向こうの人たちは気が荒いですですからねぇ。

 ということで、6月に同じくブラジルで行われるコンフェデレーション杯では、とりあえ
ず使用が禁止されることになったようです。

 しかし、この決定はブラジル側の思惑とはちがったようで、ルセフ大統領は「カシロ
ーラは見た目もいいし魅力的だ。 ブラジルにはこのような美しい楽器をつくる能力が
ある」 というコメントを発表し、

 考案者のブラウン氏も、「南米の人々はすべてカシローラを手にしてほしい」 とアピ
ールしているようです。

 今後は「カシローラを投げ込んだりするのはやめましょう」 とサポーターに呼びかけ
ていくと同時に、 販売の際、パッケージに注意書きを同封するなどの対策も考えられ
ているということです。


 ・・・・・・・ さて、どうなっていくのでしょうか?

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