頸椎症性神経根症 のことがよーくわかります 【 ＢＯＯＭ宮沢さんの情報も 】

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「ＴＨＥ　ＢＯＯＭ」 の宮沢さんの休養宣言で注目を集めている 「頸
椎症性神経根症」 についてわかりやすく解説します。 もちろん宮沢
さんの情報も。

　 ロックバンド 「ＴＨＥ　ＢＯＯＭ」 のボーカル・宮沢和史さん（４７）が、
２０１３年１１月から４か月間歌手活動を休止することが発表されました。

　 所属事務所によると、宮沢さんは数年前から首の痛みに悩まされ
ており、ここ数ヶ月でその症状が悪化したとのこと。

　 そのため精密検査を受けた結果 「頸椎症性神経根症」 と診断され、
治療のため、手術と静養が必要になったそうです。

　来年５月２１日にＴＨＥ　ＢＯＯＭとしてデビュー２５周年を迎える宮沢
さんですが、万全の状態で２５周年を迎えるため、一時活動を休止して
治療に専念することを決断したようです。


　　　


宮沢さんは、

　「ステージやメディアの前における歌手活動はしばらくお休みさせてい
ただきます。 永年走り続けた無理が知らぬ間に蓄積していたのでしょう
か、ここへきて、身と心がガタガタと軋み始め、悲鳴を上げるようになって
しまいました。 ここで一旦マイクを置き、自分自身、そして、自分が進む
べき音楽の道というものをもう一度見つめ直そうと思います」

　 と 歌手活動休止への思いを語り、「今まで以上に元気な宮沢になって
戻ってきます」 と宣言しました。


　 「頸椎症性神経根症」 といえば、皇后さまも同じ病気を患われている
ことで知られています。

　 宮内庁は２０１１年７月初旬に、皇后陛下の頸椎症性神経根症による
お痛みについて発表しましたが、今年に入り、４月より左の肩から上腕に
かけての激しいお痛みがあり、２週間以上にわたって治療をなさったこと、

　１０月２０日の７９歳のお誕生日には「投薬などの治療を継続して受け
る段階ではなく、しばらくは今までとあまり変わりなく過ごしていけるので
はないでしょうか」 との見通しを示しました。


　　

　 図のように、頸椎の変形によって狭い神経孔内で神経が引き伸ば
されたり圧迫されたりすることで痛みが起きる状態を 「頸椎症性神経
根症」 といいます。

　 加齢によって一般的におこりうる頚椎や椎間板の変形が原因とされ
ており、誰でも発症する可能性はあると言われています。 普通、首の
老化は２０代から始まり、変形が起こり始めるのは４０代から。

　 頸椎の変化によって脊髄から外へ出てきた神経根が圧迫されるた
めに、症状としては、頚から肩、腕、指先にかけて痺れや痛みがあらわ
れるようで、痛みは軽いものから耐えられないような痛みまで程度は
それぞれ。

　 基本的には自然治癒する疾患で、治療法としては頚椎捻挫と同様、
保存療法や手術療法が用いられるが、宮沢さんのように手術までいく
例は多くはないとのこと。

保存治療では、まず薬で痛みを取り、首を支える 「頸椎カラー」 を装
着して安静にするという方法がとられます。

　 筋力低下が著しい場合や強い痛みで仕事や日常生活が障害されて
いる場合には手術的治療を行うといいます。

　 予防法としては、症状が出ないように体、とくに首の部分を後ろに反
らせないように正しい姿勢に注意する。 また、首や肩が冷えると痛みが
起こりやすいので、寒いときはマフラーやスカーフなどで冷え対策をとる。

寝違えなど、朝起きたときに首が痛い、或いは凝っているという人は
枕が原因である可能性もあるので、寝具を見直すことも重要です。

　 軽い運動を習慣化したり、筋力トレーニングで頸部の筋力をつけるな
どの対策も効果的だとされます。

「頸椎症性神経根症」 についても早期発見が重要です。 そのための
目安として、しつこい肩こり。 首に原因のある場合マッサージでもなかな
か治りません。

　 振り向いてみて、後ろの人の顔が見えなかったら、首の関節が固くな
り可動域が狭くなっている証拠です。 この場合、頸椎症予備軍の可能
性が大。

　 どちらにせよ、首や肩の痛みやこりがなかなか解消されないようであ
れば、なるべく早く病院へ行きましょう。

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