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島倉千代子さん死去 にかんする報道のまとめ [芸能]

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  8日に亡くなられた島倉千代子さんの生涯、最後のステージ、最後
のレコーディング、死去についてさまざまな芸能人のコメント、国民栄
誉賞の噂など、全ての報道をまとめました。

  11月8日の午後0時半、肝臓ガンのため島倉千代子さんが亡くなり
ました。 75歳でした。

  以下、昭和史に残る巨星、島倉千代子さんの生涯と、死去されたあ
との報道などをまとめました。


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《 島倉さんの生涯について 》

  島倉千代子さんは、1938年、東京都品川区で二男四女の四女とし
て生まれました。

 1945年(7歳)、疎開先の長野で井戸から水を運ぶ途中に転倒、水
の入ったビンを割り、左手首から肘までを損傷。 出血多量で死線をさま
ようほどの大ケガで、切断は免れたものの、感覚も無くなり、動かすこと
も出来なくなるほどの障害を負う。

  のちに不自由ながらも動かすことができる様になったが、47針もの
縫い跡は小学校でのいじめを招き、島倉さん本人曰く、「まったく口をき
かない子供になった」 という。

  母はそんな娘を案じて、口を開かせるため 「リンゴの唄」 などの唄を
を教え、歌うようにさそった。

  すると娘は少しずつ口を開くようになり、やがて歌うことが大好きにな
っていった。

  姉ももともと歌が好きで、いつもいっしょに歌っていたという。

  その後千代子は近所の 「若旦那楽団」 に入学。 アコーディオンとボ
ーカルを担当した。 また、品川神社で催されたのど自慢大会には毎回
姉妹で参加していた。

  1950年12歳のとき、童謡 「お山のお猿」 がテイチクレコードから発
売される。

  その後15歳で日本音楽高等学校へ入学。 歌謡コンクールにも積極
的に参加するようになる。 54年にはコロムビア全国歌謡コンクールで
優勝し同社と専属契約。

  55年(16歳)、本名 「島倉千代子」 で歌手デビュー。 デビュー曲 「こ
の世の花」 (同名の映画の主題歌)は発売から半年で200万枚の売り
上げを達成、名実ともに人気歌手になる。


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  以降、55年23曲、56年34曲、57年37曲、58年33曲と驚異的な
速さで新曲を発表していく。

  57年(19歳)、「東京だョおっ母さん」 が150万枚のヒット。 映画化も
され、自ら主演する。 この年NHK紅白歌合戦に初出場。 同じ年で憧れ
でもあった美空ひばりと競演し、それ以降生涯にわたって実妹のように可
愛がられるようになる。

  58年(20歳)、東京高輪に一戸建てを購入。

  60年(22歳)、美空ひばりと一緒に 「つばなの小径・白い小ゆびの歌」
を発表。 この年、紅白のトリを務め、以降6回にわたってトリを務めた。

  61年、ファンの投げたテープが目に当たって失明寸前のダメージを受
ける(のちに視力は回復)。

  63年(25歳)、元阪神の藤本勝巳と周囲の反対を押し切って結婚。

  68年(30歳)、第10回日本レコード大賞・特別賞を春日八郎とともに
受賞。 すれ違いの多い生活により別居を経て離婚。 結局子宝には恵ま
れなかった。 実家に戻るも、反対を押し切って結婚したために門前払い
となり、自分だけの戸籍を作る。

  75年(37歳)、知人に頼まれ実印を貸してしまう。 また、その知人だけ
ではなくマネージャーや知らない人までの沢山の保証人になってしまう。
千代子を保証人に借金を重ねた人々は行方不明になる。 その結果16億
円の借金を抱える。

  77年、さらに借金の額が増えてしまうが、写真集の発売やキャバレー
回りなどをしながら、足掛け7年程で完済した。 このような活動をしている
最中でも島倉の人気は衰えを知らず、紅白の連続出場記録はつづく。

  86年(48歳)、紅白歌合戦へ30年連続30回出場を達成。 当時の紅
白最多記録だった。

 88年(50歳)、前年発売の 「人生いろいろ」 が130万枚の売り上げを
達成。 この年、『第30回日本レコード大賞』 最優秀歌唱賞を受賞。


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93年(55歳)、初期の乳癌が発覚。 会見を開き自ら癌である事を発表
し、手術は成功する。 ライブハウスなど、演歌歌手の枠をはみ出して活動。

  99年(61歳)、歌手生活45周年を迎える。 45周年コンサートではタ
キシードで全国を廻る。 この年、ベストジーニスト賞を受賞。 また、紫綬
褒章を受章した。

  07年(69歳)、知人に資産を奪われ再び多額の借金を抱える。 同じ
過ちを犯すのは自分のせいと責任を感じ事務所を解散。 しかし周りの協
力により心機一転スタートする事になり、経理も全部自分でやるために簿
記を勉強。

パチンコ機種 『CR島倉千代子の千代姫七変化』 が発表され、全国の
パチンコ店に導入された。

08年、「人生いろいろ」 が出身地である品川区の京浜急行電鉄青物
横丁駅の電車接近メロディに採用される。

10年に肝臓癌が発覚、以降、手術・入退院を繰り返していた。 肝臓ガ
ン発症は極少数の関係者にしか打ち明けていなかった。

  13年に入って肝硬変を併発。 3月30日、75歳の誕生日にはイベント
「コロムビア大行進 2013」 に出演した。

  5月から仕事をセーブするようになり、6月に宮崎県延岡市で開催した
コンサートが生涯最後のステージとなる。

  2014年にデビュー60周年を迎える予定だったことから復帰への意欲
は衰えず、死去3日前の11月5日に自宅で記念曲 「からたちの小径」 を
録音、これが遺作となった。

 来年発売の記念CDボックスに収録される予定だという。

 10月中旬に一時退院したが、11月6日、体調がすぐれず再入院。 8日
朝に容体が急変、午後、所属事務所の女性スタッフに看取られ眠るように
息を引き取った。 


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《 最後のステージ 》

6月21日、生涯最後のステージとなった宮崎県延岡市で開催された黛
ジュンさんとの共演コンサートには入院先から向かったいう島倉さん。

  このとき島倉さんは「最後の1曲」 と言うと、ギター1本の伴奏でひばり
さんの 「越後獅子の唄」 を歌いました。 それは歌手を目指すきっかけと
なった曲。

競演した黛さんによると 「体調が良くなかったのに、最後まで全力で歌
っていた」 といい、 関係者は 「お千代さんにとって、めったに歌うことのな
い大切な一曲。 そんな原点の歌で、歌手人生の最期を終えるなんて」 と
声をふるわせました。


《親交のあった芸能人たちのコメント》

  死を覚悟していたようで、通夜は密葬とし香典は断るようにとスタッフに
伝えていた。 島倉の訃報を受けて内閣官房長官・菅義偉をはじめ、北島三
郎、五木ひろし、石川さゆり、都はるみ、小林幸子、森昌子など島倉を敬愛
していた演歌歌手達、またコロッケ、山田邦子らものまねタレントもそれぞれ
追悼のコメントを発表しました。

島倉さんのモノマネをし、20年以上の親交があったコロッケさんは、ブロ
グで次のようなコメントを発表しています。

  「島倉千代子さんが、天国に召されました。 いろいろと本当にお世話にな
りました。 思い出があり過ぎて、まだ信じられないのが本音でです。 でも、
本当に苦労された島倉さんなので、やっとゆっくり休めるのかなと思います」

「小林幸子さんが、お母さん(島倉さん)を元気にさせたい ! と言って食事
会を開いてくれたのを涙を見せながら笑っていたのを忘れられません。 島
倉さんは沢山の方に、安らぎと、勇気と、温かさを、振りまいてくれた方です。
本当に、笑顔が観音様の様な方でした。 ご冥福をお祈り申し上げます」


  また、山田邦子さんも 「オレたちひょうきん族」 の頃から島倉さんのモノ
マネをしていますが、それをきっかけに、以来島倉さんにかわいがってもら
ったとのこと。 以下のコメントをブログにつづっています。

  「旅番組で一緒にお風呂に入り、話し込んでのぼせてしまったりもしまし
た。 大先輩ですが、とても可愛らしく、いつも歌に恋にときめいて、そして強
く、まさに人生いろいろ教えて頂きました」 と振り返る。

  また共に乳がんを患った経験を持つことから、「乳ガンの先輩でもあり、
励ましてもいただきました。 メル友でしたが、最近ちょっと打ってなかったこ
とが悔やまれます」 つづった山田。「人生いろいろを、これからも大切に歌
います。 ご冥福をお祈りいたします。 ありがとうございました」


  石川さゆりさんは、次のようなコメント。 「熊本で行われたコンサートを母
と共に拝見したのが小学校1年生の時。 色鮮やかな照明に包まれた舞台
の中央に、凜としたお姿で歌われていた島倉さんに一瞬で夢中となったこと、
今でも覚えております。 私がデビューのしたあと、その時の話をさせていた
だいた際には振り袖のお衣装をちょうだいするなど、妹のように可愛がって
いただきました。 残念な思いでいっぱいです」


  この他にも、アグネス・チャンは「憧れのなでしこでした ・・・・ 残念 ・・・・
さみしくなります。 信じられない気持ちです。 永遠の日本の歌姫、安らかに
おやすみください」

あべ静江さんも 「また 寂しくなりました。。。」 と題したブログ記事で 「島
倉千代子さんの御冥福を心から お祈り申し上げます。 どうぞ安らかに」
とお悔やみの言葉をつづっています。


  さらに八代亜紀さんも会見し、次のように話しました。 「最後のハグは母
親のようでした。 気になってはいたが、まさか病気とは思わなかった」

 3月後半に仕事で会った時に、元気がなく、やせて顔色も悪かったので声
をかけたところ 「『元気ないの、疲れるの』 と言っていました。 『きつい』 とか
『年なの』 とかは口ぐせだったので冗談かと。 励ましたところ、『75歳になっ
たから、一からスタートで頑張ろう』 とおっしゃってました」。

  「お姉さんの存在。 ほっこりするオーラがあった。 朝までじっくり話す時
間があったら良かった。 波乱万丈の人生で心労の多い大先輩だったので、
全てを捨てて安らかに、と思います」 と話した。


  長年、公私ともに交流のあった美川憲一さんは、島倉さんが体調を崩し
ていたことを最近知ったとのこと。

 訃報に触れ思い出したのは、少女のような無垢な笑顔。 「大先輩に対し
て失礼かもしれないけど、本当にかわいらしい人でしたよね」 と振り返る。

  ともにコロッケにものまねされた2人であるが、「この3人でジョイントコン
サートしたことも。 ものまねされてもニコニコと寛容で。 『楽しい ! またやり
たいわね』 と何度もおっしゃって」

 大物歌手でありながら舞台に出るときは人一倍緊張するタイプで、舞台
のソデで 「あがるわねぇ」 と不安げにしていた表情も忘れられないという。

人を信じやすく、思わぬ被害に遭って悩んだ時期も。

 「もう15年くらい前になるかしら。 島倉さんのつらい時期に 『相談したい』
ということで、いろいろお話を聞いたこともありました。そのときは 『頑張るわ』
と元気を取り戻しておられた」

  数年前には美川のはいていた黒い靴を気に入り 「『脚に良さそうだから、
ぜひ』 とおっしゃったので差し上げたんです。 もう会えないと思うと寂しくて
たまりません」 と気持ちを述べました。


《生涯最後の収録》

5日に、島倉さんの最後の歌となった 「からたちの小径」 を作曲し、収
録をともにおこなった南こうせつさんは、そのときの様子を語りました。

 「最後の最後まで歌に生き、歌を愛する姿勢はまさに歌の神様でした」

  当初は今月15日にレコーディングをする予定が、島倉さんから 「その日
まで待てない」 と連絡があり、急遽5日に島倉さんの自宅リビングに機材を
持ち込み録音したといいます。

  「1回歌うぐらいの体力しかなさそうに見えましたが、3回歌われました。
奇跡の歌声でした。 1回ごとに感情豊かに歌われ、3回目は 『もっと自由に
好きなように歌います』 とおっしゃる姿に、歌に対する情熱を感じました」 

 翌6日、再入院した島倉さんから南さんにお礼の電話があり、島倉さんは
「私の部屋の中にスタジオができて、そこで私はできる限りの声で歌いまし
た。 自分の人生の最後に、二度と見られない風景を見せていただきながら
歌を入れられるって、こんな幸せはありませんでした。 人生の最後に素晴
らしい時間をありがとうございました」 と涙声で語ったといいます。


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《 国民栄誉賞を、との声も 》

  菅義偉官房長官は8日夕方の会見で、「美空ひばりさんと並ぶ昭和を代
表する歌手。 実は私も大ファンで、デビュー曲の 『この世の花』 が好きだ
った」 と話しました。

また、小泉純一郎元首相が国会答弁で 「人生いろいろ」 と島倉さんのヒッ
ト曲を口にしたことも有名。

  同賞を受賞した美空ひばりさんの妹分としても知られ、約2000にも及ぶ
曲をレコーディングした実績をもつ島倉さん。 ひばりさんと “姉妹で” 受賞の
可能性は十分。

女優では09年に受賞した森光子さん(享年92)がいる。 森さんは舞台
「放浪記」 の上演2000回という金字塔を打ち立てたが、島倉さんの功績は
それに勝るとも劣らないもの。

 音楽関係者は、「島倉さんは99年に国民栄誉賞の前段階といわれる紫綬
褒章も受章してますし、来年で芸歴60年を迎えるところだった。 レコーディン
グ2000曲という記録を持ってます。 何より、その凛とした姿や艶のある歌声、
壮絶な生きざまが日本国民の記憶に焼きついている。 ひばりさんと同じ国民
栄誉賞にふさわしいと思いますよ」

 内閣関係者も 「検討することになるだろう」 と話しており、受賞の可能性は
十分あるといえそうです。


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