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レンソイス ってなに? 広大な砂丘だよ ! 世界遺産なんだぞ ! 美しい画像あり ! !  [地域・旅行]

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 レンソイス・マラニャンセス国立公園は、ブラジル連邦共和国北東部に位置
する広大な砂丘を主体とするブラジルの国立公園である。

 1997年、世界文化遺産に登録された。

 真っ白に広がる大砂丘は衛星写真でも確認することができる。 雨季の間に
だけ砂丘の至る所無数のエメラルド色の湖が現れるのが特徴となっている。

無題.png

 マラニャンセスとは、ポルトガル語で “シーツ” を意味している。 砂丘の砂の
成分はほぼ100%石英であり、それが太陽光に反射して白く見えるのだという。

無題.png

 半年ごと(1~6月)の雨季には、その間だけ存在する無数の湖が出現する。
これは、石英の層の下にある地下水が雨によって水位が増し、砂丘の谷間に
湧き出るためである。

 湖が出現すると魚も現れるが、どのように発生して乾季の間はどうしているの
かについては、まだ調査が行われていないため分かっていない。 なお、この地
区には新種のカメやカエルが生息し、乾季の間は自ら掘った穴で生活することが
明らかとなっている。


 国立公園より100kmほど南に位置するパラナイーバ川が、その上流から河
口まで運ぶ土や泥には石英が含まれ、この石英は、河口に達したあとは数万年
の年月をかけて大西洋の沿岸流により国立公園に面した海岸近くまで流される。

 その間、石英以外の混入物は砕け散り海水に混じっていくことで石英のみが
残り海岸に打ち上げられる。 その石英はやがて風速90m以上の強風で国立
公園まで吹き飛ばされ砂丘に積もる。

 これが長い間繰り返されることで現在の姿になったと考えられている。

 中心部には2つのオアシスが存在し60人ほどの住民が村を作って暮らしてい
る。 住居は葦で作った原始的なもので、寝床は天井から吊り下げたハンモック
である。

imagesCAI6PJQQ.jpg

 男性は風の少ない雨季に海まで歩いて魚をとり、村でこれを干物にしておくこ
とで年間の食料にしている。

 欧米からの観光客が多いが、大抵は公園の敷地外かあるいは敷地内へ少し
入る程度で、中心部まで行くことはほとんどない。

 なぜなら、敷地前後の地表の状態はほとんど砂漠に近く、また雨季になると
地面がぬかるんで大型四輪駆動車でもスムーズに進めないほど足場が悪くな
るためである。

 これが国立公園内の自然環境調査が遅れている原因の一つともなっている。

 観光はサン・ルイスからのツアーがあるものの、観光施設が十分に整備され
ているとは言えない。 しかし、その分観光地化されていないために楽しめるとい
う面もある。




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