ラムズ 倒産

スポンサーリンク

---

　芸能事務所・番組制作会社の 「株式会社ラムズ」 が６月７日、東京地裁に
より破産手続きを開始したというおとが明らかとなった。

　ラムズは１９９１年に設立され、９４年に現代表である鹿志村聡氏が買収し
た。 設立当初は各種番組の制作請負会社であったが、２０００年頃に野川
さくらを所属させてからは声優プロダクションとしての方向性を強めていく。

　その後、「声優はエンタテインメント」 というキャッチコピーを掲げて、２００４
年に声優養成所 「ラムズ・プロフェッショナル・エデュケーション」 を開校。

　２００６年には声優タレントを中心とする劇団 「ラムズ・アクターズ・シアター」
を立ち上げ、若手声優たちによるアイドル声優ユニット 「クローバー」 を結成し
た。クローバーは人気を博し、アイドル声優ブームを起こすなど字魚の多角化
を進めその収益を高めた。

　しかしゼロ年代後半頃から、それまで事務所を牽引していたアイドル声優た
ちは世代応対によりかつての勢いを失っていき、さらに２００８年頃から所属し
ていた人気声優がプロダクションから相次いで独立、従来のアイドル路線を継
続することが難しくなっていった。

　また、マネージャー制度の廃止や声優の年齢を一切非公表しないなどの方
針が声優たちには不評であった。

　その後、ＤＶＤ事業からの撤退や、不況による影響から減収傾向が進み、２
０１１年以降赤字決済が続いていた。

　今年３月３１日をもって残っていた声優たちも一斉に退所し、経営規模縮小
のための事務所移転の資金が捻出できなかったのが倒産の直接の原因だと
されている。

　すでに３月いっぱいで事務所は閉鎖されていたという。

　結局、経営方針が一時的には当たったが長続きはしなかった、という感じの
ようだ。

---

スポンサーリンク＜br />

タグ：ラムズ 破産手続き ラムズ 野川さくら ラムズ 閉鎖