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竜巻 [ニュース]

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 2013年5月20日、米・オクラオマ州で複数の竜巻が発生し、特にム
ーア市を通過した大規模な竜巻によって多くの建物が完全に破壊され、
中でも小学校の倒壊などにより24人が死亡し、大量の負傷者がでた。

 アメリカ国立気象局(NWS)によれば、竜巻の規模を示すランクにつ
いて、最大の EF-5 とのことである。

  さらに5月31日、同じオクラホマで再び巨大な竜巻が複数発生し、
9人が死亡、現在まで104人が負傷したという。 一帯では 「非常事態
宣言」が発令された。 17件前後の竜巻が発生したとみられている。

 夕方の帰宅ラッシュ時と重なったため、高速道路などを走行中の数
千台に及ぶ車両が竜巻に遭遇し、多くの車が強風にあおられて衝突、
横転するなどの被害に遭った。 5人の死亡者のうち2人は母親と乳児
で、高速道路を走行中に強風で車外に投げ出されたという。

 気象当局の警報発令を受けて、1万人以上が地下のシェルターに避
難した。 また、オクラホマシティーでは20万世帯が停電に見舞われた。

 さらに、豪雨に伴う鉄砲水も発生し、市庁舎などが浸水したほか、陸、
空の交通もマヒした。


 【竜巻の予測と対策について】

 竜巻の予測については、低気圧や前線等の気象状況を元に、数日・
数時間前から大まかな地域に対して発生の可能性を見積もることは
できる。 ただ、竜巻という現象は、時間・空間スケールが非常に小さく、
竜巻そのものの詳細な発生位置や時刻を予測することは現時点では
難しい。

 よって、具体的には、竜巻を引き起こすリスクの高い雨雲の中に見ら
れる「メソサイクロン」(=風の回転)を観測し、その移動方向を予測する
ことになる。 このシステムによって警報を発表する仕組みはすでにアメ
リカ NWS で運用されており、今回の竜巻においても来襲の15分程前
には予測されていた。

 日本においても、昨年茨城県つくば市周辺で発生した竜巻のように、
規模が大きく被害をもたらす竜巻の発生が増えている。 よって、日本で
もこの方式による警報システムの普及が望まれる。























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