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金メダリスト塚原直也 なぜ オーストラリア国籍を? [ニュース]

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 2004年アテネ五輪の男子体操の金メダリスト塚原直也選手 (35) が、去る4月にオー
ストラリア国籍を取得した。 その塚原選手が5月11日から2日間にわたって東京・国立代
々木競技場で行われる全日本選手権に、オーストラリア人として出場する。 塚原は、「得
意種目については今でもまだ上位選手と同じことができるというところを見せたい」 と意気
込んでいる。
 塚原直也選手は、父親が、かの月面宙返り(ムーンサルト) を生み出した金メダリストの
の塚原光男氏であり、母親の方もメキシコ五輪の女子体操代表選手であって、その身体に
は、もともと体操エリートの血が流れている。 ちなみに、ムーンサルトの国際的な正式名称
は現在でも 「ツカハラ」 である。

 直也が体操を始めたのは少し遅めの11歳だが、その後の経歴は栄光に彩られている。
2004年にはアテネ五輪に出場し金メダルを獲得し、日本初のオリンピック金メダル親子と
なった。

 しかし、2008年の北京五輪の代表には選ばれず、翌09年には、オーストラリアに体操
留学することになった。 その後、現地国籍の取得を前提にその地の代表選手として2012
年のロンドン五輪出場を目指したが、国籍取得の手続きが間に合わずにその希望は叶わ
なかった。 まあ、人生なんでもかんでも上手くいくワケではないというコトだ。 その後は無事
に現地の国籍を取得し、現在も現役の選手として頑張るとともに指導もおこなっているという。

 さて、なぜにそこまで現地にこだわったのかというと、要するに、情が移ってしまったという
コトのようだ。考えてみれば、スポーツに真剣に取り組むというのは、そこの仲間たちと一緒
になって毎日汗と涙を流すというコトであって、疲れたあとの酒をともに飲むというコトだ。 女
性の話で盛り上がったりもするのだろう。 それで情が移らないはずはない。 加えて、オース
トラリアの体操界は遅れているらしく、伝統のある体操先進国である日本の超エリート金メダ
リストである彼は、とくに周りから慕われたというのもあるのだろう。 もともと彼には「将来は
世界一のコーチになりたい」 という強い思いがあり、そのための修行として海外で経験を積
みたいという希望があったようだ。

 今後は、所属する朝日生命の選手兼コーチとなり、日本とオーストラリアの両方を視野に
入れて後進を指導していきたいと本人は語っている。 彼はもちろん日本人であり、日本の
体操界に力を注ぎたいという気持ちも強いのである。




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