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おら、革ジャンが好きだ ! ② のつづき.フライトジャケット のつづき [ファッション]

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 【 ムズカしいことは抜きにして、中田モーガンで気軽に革を楽しもう ! 】

  革ジャン好きにはおなじみの、上野アメ横 「中田商店」。 このお店にはア
ビレックスやショットのほか、手頃な価格のモーガンのジャケットがたくさん置
いてあります。

  じつは、ココで売られているモーガンは、中田商店が独自にモーガン社に
注文して作っている 「中田オリジナルモーガン」 。

  これら中田モーガンは、その値段と照らし合わせて考えれば、とび抜けた
品質を誇っていると言っていいと思います。

  つまり、安い割には非常にイイ製品だということ。

  いちばんのオススメは、カウハイドのA-2。 お値段は 29500 円。 牛革で
ありながらも、この A-2 はとても美しい光沢を放っていてカッコイイです。


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  ゴートスキンバージョンもあります。 33000 円。


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  G-1 も、牛革と山羊革があります。 いちばん下は、牛革で背面にプリントが
はいっているタイプ。 それぞれ35000 円、39500 円、39800 円


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  米軍で実際に支給されている実物がいい方はこちら。
「Cockpit USA 」 製の A-2 は48000 円、 G-1 は58000 円。


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  その他、おすすめモーガン。 フランス海軍デッキパーカー。 75000 円。


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  N-3B タイプ。 78000 円。

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  ライダースもあります。 38000 円 (上) 35000 円 (下)

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  革ではありませんが、こちらのフランス海軍デッキパーカーもおすすめ。
内側のボアの取り外しができます。 9800 円。


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 【 だけどいつかは所有したい、バズやマッコイズのA-2 ! 】

  フライトジャケットに惚れてしまった者であれば、やはりいつかは所有
したくなってしまうのがトップブランドのA-2 。

  丁寧になめされた高級な A-2 には、ライダースジャケットにはない、
何とも言えない気品が漂っています。

  ハンガーに掛けて吊るしておくだけで部屋の雰囲気までが見ちがえて
しまうような、そんな味のあるA-2 が1着は欲しいものです。

  バズリクソンズ、リアルマッコイズ、THE FEW、トイズマッコイ。 これら
4社は、いずれも世界に誇る日本のブランド。

  リアルマッコイズは1987年、イラストレーターの岡本博氏を中心に結
成されたブランドです。

  実物と同じものが着たいという想いを持っていた彼らは、当時市場に
出回っていた A-2 では満足できず、「ならば自分たちで作ってしまおう」
ということで、自らブランドを立ち上げることになりました。

  徹底的なこだわりと、日本人がもともと持っている器用さ・勤勉さ、そし
て、1987年という、日本がとても元気だった時代の力が合わさって、旧リ
アルマッコイズは世界初、実物をも凌駕する A-2 ジャケットを作りあげ
るコトに成功します。

  マッコイズ はたちまち評判となり、やがてカリスマ的人気を獲得。 95
年~98年頃の製品がもっとも質が良く、旧マッコイズの全盛期だと言わ
れています。
   
  しかし、技術と経営は別物で、その後2001年マッコイズは1度倒産して
しまいます。 そして、それを機にマッコイズは3派に分かれることになりま
した。

  まず、ブランドの名は当時の取扱店が引き継ぎ、スタッフも職人も一新
されて全く別の会社として新生リアルマッコイズが再スタート。

  その後、旧マッコイズ・ニュージーランド工場の1派が工場長であった石
塚氏に率いられ02年に独立、立ち上げられたブランドが THE FEW です。

そして、旧リアルマッコイズ創設者の岡本氏が設立したのがトイズマッコ
イ。 当初の志のまま飛行服の復刻を行っています。


  一方バズリクソンズは、東洋エンタープライズが展開するブランド。

  東洋は、戦後まもなくスカジャンの製造・販売で成功、その後、広くアメリ
カンカジュアル全般を扱うようになった会社です。 成長の過程で、シュガー
ケーン、サンサーフ、インディアンモーターサイクルなどのブランドを展開し
てきました。

  代表取締役社長の小林亨一氏はヴィンテージ・アロハシャツの世界的
コレクターであり、研究家としても知られています。

その東洋エンタープライズが、1993年に旧マッコイズと共同で立ち上げ
たミリタリーウェアブランドがバズリクソンズです。

  当初は、既にA-2などの革製フライトジャケットを展開していた旧マッコ
イズとの棲み分けのため、MA-1に代表されるナイロン製のフライトジャケ
ットの製造販売のみを行っていましたが、旧マッコイズの離脱以降は革製フ
ライトジャケットも含めたミリタリーウェア全般を展開しています。


《 各社 A-2 の比較 》

バズリクソンズ と THE FEW のA-2 は当時の実物を忠実に再現してい
るため、シルエット的にゆとりのあるモデルが多く、人によっては野暮ったく
感じる場合もあるようです。

  それに対して、リアルマッコイズとトイズマッコイは日本人の体型に合わ
せ、雰囲気を壊さない程度に細身になっているモデルが多くなっています。

  従来よりマッコイズの A-2 は非常に細かく丁寧に作りこまれ、また当た
り外れがなく品質が安定しているのが特徴ですが、それは職人が入れ替わ
った現在のマッコイズなっても変わらずに維持されています。

  4社の中ではいちばん細身で、また、リブやポケットフラップ、裏地などに
独自のデザインを採り入れているタイプが多く、最も個性的なのがマッコイ
ズだと言えるでしょう。


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        写真からも細身なのがわかると思います。


  トイズマッコイの A-2 は、革の厚みやしなやかさといった質感が実物
にいちばん近いと言われています。 代表の岡本氏が企画するカスタムモ
デル魅力で、遊びや華のあるモデルが多いのが特徴です。


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  バズリクソンズは、他社に比べて2割ほど安い価格であるにもかかわ
らず品質では決して劣っていないので、非常にコストパフォーマンスが良
いブランドだと言われています。

  縫製などが他社よりも多少粗い面がありますが、それも含めて現物に
いちばん近いブランドです。 逆に、他社の製品は軍服にしては高級すぎ
るという言い方もされます。

  バズは取扱店も多いので、実際に商品を手にとって購入しやすいとい
う面もあり、4社の中ではもっとも一般的なブランドだと言えるでしょう。


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  上質な革に最もこだわりを持っていると言われているのが THE FEW
です。 その革は軍服をはるかに超えているとも言われています。

  他社よりも革の色など製品の種類が多いのも特徴。 セミオーダーでカ
タチや革の変更も可能であり、実名復刻ラベルも豊富です。


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 ・・・・・・ さて、イロイロと説明してきましたが、一般人が街着として
着る場合、このクラスであればそもそも品質のことなど全く気にする
必用はありません。

たとえばバズとマッコイを比較した場合、マッコイの方が縫製が細
かいと言われていますが、これは決してバズの方が技術が劣ってい
るということではないと思います。

  これは 「どこに落とすか」 についての両者の考えが違うということ
で、一方のマッコイは 「(一般の人が買える範囲内で)究極の品質を
目指す」という方向、もう一方のバズは 「現物にできる限り近づける」
という方向を目指しているということ。

  そして、バズが目指している現物はといえば、実際の戦場で戦うパ
イロットのために作られているワケですから、一般人の行動スタイル
程度で不満を感じるハズはないということです。

  しかし、これは別にマッコイの方を否定しているワケではなく、過剰
であるとはいえ、いちばん品質が高いのはマッコイだと思いますし、所
有する満足感は値段の分だけ高いと思います。

  なので、どれを買おうかと迷う場合、所有感なども求めるのであれ
ばマッコイがいいと思いますが、そうでなければ見た感じの好みでえ
らべばいいのだと思います。

  しかし、いちばん大事なのは実際に着るときの全身のコーディネート
です。 どんなジャケットであれ、その着方によって20点にもなれば95点
にもなるのだと思います。

  そのジャケットが持つかっこよさのポテンシャルを最大限に引き出した
着こなし方こそが、最高のコストパフォーマンスだということも言えます。

  そして、目指すべきは 「オレが着ているこの革ジャンがカッコイイ ! 」
ではなく、「この革ジャンを着ているオレがカッコイイ ! 」 だということ。
 
  洋服というのは本来、手段であって目的ではないということですね。

  なんか、エラそうな言い方になってしまいましたが、これは自戒の念も
こめて、というコトで。


 ③.ナイロン製フライトジャケット
http://perfect-news.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06-2 




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