SSブログ

ペルセウス座流星群 2013 【流れ星が光る本当の理由 プラズマ状態とは何かについて】 [ニュース]

スポンサーリンク




  ペルセウス座流星群は 8月13日~15日が見頃です。 一般に誤解さ
れている流れ星が光る本当の理由や、プラズマ状態とは何か?につい
て解説します。 目からウロコです。

  8月に多数の流星を観測できることで知られる 「ペルセウス座流星群」
が12日深夜から13日未明に出現のピークを迎えた。

 この時間帯は関東などを除いて雲は薄く、神戸市の六甲山付近では1
時間に10個程度の流星が確認できた。

250px-Labeled-perseids.jpg  images.jpg


  流星とはいわゆる流れ星のことで、太陽の周りを公転する小天体が地球
の側を通る際に地球の重力に引かれて大気圏に突入して発光する現象だ。
小天体とは言ってもごく小さいもので、0,1 mm 以下~数cm 程度のモノ。

  流星は、それらの小天体が大気との摩擦熱で燃え尽きるときに光る現象
だと言われることがあるが、それはまちがい。 実際は以下のようなしくみに
なっている。

 地球に引かれた小天体は秒速数km~数10km という猛烈な勢いで大
気中の分子に衝突するのでその衝撃は凄まじい。 このとき双方の分子は
一瞬にしてプラズマ化、ガス状に発散し発光する。

 このプラズマ化の際の発光が流星として観測されるということだ。

 ちなみにプラズマ化というのは次のとおりです。

 物質というのは分子で構成され、分子は原子で構成されている。 ここま
で学校で習った覚えがあると思う。 先をつづけると、

 原子は原子核と電子で構成されている。 中心に原子核があって、その
まわりを電子が軌道を描いてクルクルと光の速度(秒速30万km)で回転
している。

 原子核と電子の大きさの比率は1700 : 1 程度で、原子のスケールを例
えて言うと、東京ドームのピッチャーマウンドの上に、運動会などで使う “く
す玉” が1個置いてあって、ドームの外壁に沿ってピンポン球が回っている
という感じになる。

 つまり、じつは原子というカタマリは実際には存在しないのだ。

 分子や原子という物質の構造が解明された19世紀当時においては、い
まだ顕微鏡の解析力(倍率)が低かったため、光速で回転している電子の
軌道が、原子の外側の壁であると当時の科学者たちが勘違いしてしまった
のが原因。

 原子核と電子はお互いに電磁力で引き合っている。 例えば太陽と地球
は電磁力ではなくて重力で引き合い、地球がクルクルと太陽のまわりを回
っているが、そのスケールをずーーっと小さくして、重力を電磁力に置き換
えたものが原子核と電子の関係だということです。

 そして、原子(じつは原子核・電子のペア)に強い衝撃をあたえると、原子
核と電子が引き合っている電磁力というのはそれほど強い力ではないので
電素が軌道から外れて飛び出してしまう。

 この、原子核のまわりの軌道からはずれて電子が飛び出してしまって自
由に運動している状態のことを 「プラズマ状態」 というのだ。 このときに発
光もおこる。

 ちなみに電磁力と重力というコトを書いたけど、この宇宙には突き詰める
と4つの力しか存在しない。 その4つというのが電磁力と重力、そして 「強
い力と弱い力」 のあわせて4つ。

 あとの2つ、「強い力と弱い力」 というのは冗談みたいな名前だが、この2
つは普通の日常の世界の現象には関係がない。

 また重力についても、太陽や地球などの天体のスケールにならないとその
威力を発揮することはないので、私たちの身の回りで起こっている現象は
「力」 という面で考えるとそのほとんどが電磁力によって起こっているし、私
たちの身体も電磁力で動かされている。

 なお、あとの2つの力 「強い力と弱い力」 についてここで説明し始めてして
しまうと大変なことになってしまうので、それはまたべつの記事ですることに
します。

orbit.jpg   trail.jpg

 それではもとに戻って、 

 ペルセウス座流星群は冬のしぶんぎ座、ふたご座と並ぶ 「3大流星群」
の1つで、今年は流星群の活動が活発なうえ観察の邪魔になる月明かり
の影響が少ない絶好の条件がそろった。

 普段より多く流星が観測できるのは15日頃までだという。

 気象庁によると、13~15日の首都圏はおおむね晴れ時々曇りだという。
夜は局地的に雷雲が発生する可能性もある。

 国立天文台は 「ピークから徐々に減っていくが、天気さえよければ午前
0時頃から明け方までは通常よりも多く見られそうだ」 と話している。


 一方、日光市中宮祠の戦場ヶ原にも流星を一目見ようとする人たちがく
り出した。

 戦場ヶ原では、暗い空に流星の閃光が確認されると歓声が上がっていた。




スポンサーリンク<br />


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。