SSブログ

原爆症認定第1号 女優仲みどりさんのカルテ発見 ! ! [ニュース]

スポンサーリンク




 戦後に失われて以来、貴重な資料として捜されていた女優・仲みどりさ
んのカルテがついに発見された。 その内容のヒドさから、米側が隠蔽して
いるのでは? という説まででていた資料だ。 仲さんの画像もあります。

 1945年8月6日に広島で被爆し、世界で初めて 「原子爆弾症(原爆症)」
と診断され、その後36歳の若さで亡くなた女優・仲みどりさんのカルテの一
部など、診療記録が見つかった。

 仲さんは、移動演劇隊 「桜隊」 の一員であった。

 診療記録は戦後行方不明になり、以降 「幻のカルテ」 として研究者が捜
していたものだ。

c0f225a0.jpg   無題.png


 発見された診療記録には、被爆時の様子や18日後に亡くなるまでの様子
が詳細に記されていた。

 仲さんは当日、爆心地から約750メートルの宿舎で被爆した。 その後実家
のある東京に逃げ帰り、東京大学病院を受診した。


 見つかったのは、カルテのうち治療歴や血液検査の結果、体温などが一目
でわかる記録と、担当医がまとめた診療の経緯一覧である。

TKY201308030417.jpg

 診断名には 「四肢爆創(原子爆弾症)」 と記されていた。

 今回、関係者の遺族が遺品を整理していたところ偶然に発見されたという。
朝日新聞が東京大学に取材し、仲さんの記録の原本と確認された。

 仲さんの症状や解剖結果は、日本学術会議の 「原子爆弾災害調査報告
書」 や、米軍が英訳して持ち帰った原爆資料に引用されている。

 しかし原本の大半は行方不明で、研究者の間では 「米軍が持ち去った」
「米軍の接収を恐れた関係者が隠した」 などの諸説があった。

 行方不明の経緯は不明だが、今回の発見で米軍の関与は否定された。


【 原爆症とは 】

 原爆症とは、原子爆弾(原爆)による被災によって生じた健康障害の総
称である。 原子爆弾症・原子爆弾傷とも表記する。

 発症は被爆直後の場合が多いが、10年・20年経った後に発症すること
も少なくない。 60年以上経った現在でも新たに発症するケースが見られる。

 また、直接被爆をしていなくても、原爆投下直後に救援等のため被災地
に入ったことによっていわゆる 「入市被爆」 したり、放射性降下物を含ん
だいわゆる 「黒い雨」 を浴びたり、さらに母胎内で被爆して生まれた子供
にも発症した。

 広島市、長崎市では被爆直後は健康に見えた人の容態が突然悪化し、
死亡したケースが数多く確認されている。

 多くの場合、体にだるさを感じた後目が見えなくなったり、節々に痛みを
感じたりしたのち死亡した。

img_1603601_51850295_0.jpg   images.jpg


 原子爆弾が投下された当時、一部を除いて医療関係者でも放射線障害
に関する知識が皆無であったため、治療を施されたにもかかわらずその後
亡くなった者が多く、また外見上問題のない者の多くが亡くなった。

 さらに、被災地域に入っただけの者が発症して倒れるケースが多く見られ
たため、原子爆弾の中に毒ガスが混入されていたコトが疑われ、『ピカの毒
にあたった』 として恐れられた。

 症状についてはこう考えるとわかりやすい。

 人間の体は、通常であれば、古い細胞が死んでいきそこにまた新しい細
胞が補充されるという新陳代謝をくり返している。

 しかし被爆した場合遺伝子が破壊されてしまうために、細胞が死んでもそ
こに新しい細胞が補充されない。

 体の表面だけではなく内部も、また血液についてもすべてこのような状態
になってしまう。

 考えただけでも恐ろしい状態だ。 

 そこまでひどくなくても、白血病や甲状腺ガンなどの発病率が飛躍的に高
まったり、体中に水泡ができたり、また、まったく働けないほどの全身の倦怠
感が果てしなく続く場合も多いという。




スポンサーリンク<br />


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。