SSブログ

被爆人形 撤去 署名  【被爆人形撤去問題の解決方法はコレだ ! ! ! 】 [ニュース]

スポンサーリンク




 広島県原爆展示資料館に展示されている 「被爆再現人形」 が、同館の
全面的なリニューアルに伴い、2016年度に撤去されることになったが、
それに対し、撤去に反対する署名1700人分が6日、同館に提出された。

 ネット署名サイト「Change.org」で広島市の会社員、勝部晶博さんらが
3月末から署名活動をしていた。 署名を届けた勝部さんは「実物中心の展
示に反対しているのではない。積極的に撤去しなければいけない理由がな
いなら展示を続けてほしい」と訴えた。

 資料館は展示内容を全面的に見直し18年度にグランドオープンする。人
形は大やけどを負って逃げる様子を表現し、被爆直後の悲惨さを伝えてい
るが、被爆者から「実際にはあんなものではなかった」 と再現性を疑問視す
る声もあり、10年7月に取りまとめた基本計画で 「撤去または代替展示が
望ましい」とされた。

 2万点を超える被爆資料の活用方法を検討している資料館 「実物中心の
展示にしてありのままを伝える」 との方針だ。

 しかし、資料館でピースボランティアを務める被爆2世の永原富明さんは
人形が担う 「継承者」 としての役割を強調する。

 撤去決定後には人形の前で丸1日とどまり、100組近い親子にガイドした。
驚いたり怖がる子供もいたが、何よりまず足を止める。 そして「こんなひどい
ことがあったんじゃよ。よう見て帰るんよ」 と話しかけると、子供たちは真剣に
聴き入っていたという。

 反対意見も紹介しよう。

 資料館の担当者は「多くの人が言う 『怖いから撤去する』 というのは誤解
だ」と説明する。 「実物中心の展示」 という方針をとったのは、被爆の悲惨さ
を、「事実そのままをありのままに伝える」 ためである。

 それにはやはり、客観性のあるもの、つまり、被爆建物の壁や爆風でゆが
んだ鉄の門、焼け焦げた衣服などの実物、また損傷の激しい遺体の写真な
どが適切ではないか。 「場合によっては、子供にとっては今以上に恐ろしい
ものになる」 と主張した。

 思うに、被爆の悲惨さを伝えるたには「人形と実物のどちらが」 適切か?
というのは、物事を小説で伝えるには、「写実主義とロマン主義」 のうちどち
らがふさわしいのか? と問うのと同じであって、あまり意味がない、または
問いの立て方自体が間違っているように思えます。 どちらの方針をとったと
しても、そのやり方次第、工夫次第でよく伝わると思います。

 もう一つ気になるのは、やはり誇張はよくないわけで、「被爆の悲惨さを伝
える」 という言い方自体おかしいのではないでしょうか? すでにそこには価
値判断が入ってしまっています。 本来は「被爆の現実を」 または「被爆の実
態を伝える」としなければならないと思います。

 しかし一方では、僕自身、子供の頃に図書館で読んだ 『はだしのゲン』 の
印象が今でも強く残っているというのも事実です。 とくに、手の皮がダラーン
と垂れ下がっていた絵は忘れられません。

 確かに、人の心に訴えるためには、客観的な事物よりも芸術作品のような
デフォルメされたものの方が印象が強いと言うのはあると思います。

 ということは、新しい資料館が「どういう目的・趣旨を持っているのかといこと
を確認する」 ことが先でしょう。 つまり、史料館は客観的な記録を後世に残し
たいのか、

 それとも、後世の人々に対して「二度と同じことをしてはいけない ! 」 という
戒めを与える、もっと言うと、経験者の立場で 「こういうことをするのは、永久
に禁止する ! 」 とそこまで言いたいのか、そのどちらなのかというのをまず確
認するということです。

 言い換えると、後世の人々が核戦争を行なおうとしているときに、その判断
の材料にしてもらうための資料館なのか、それとも、永久に禁止するための
理由づけとしての資料館にしたいのか、そのどちらなのかということです。

 ・・・・・・ これは、憲法9条の改正についての論議と同じですね。 ここまで書
いてそのことに気づきました。
 



スポンサーリンク<br />


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。