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松下ヨシナリ wiki  【 マン島TTレースの歴史を解説!】 [ニュース]

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 27日、アイルランドとグレートブリテン島のアイリッシュ海にある英領マン
島で行われるオートバイレース 「マン島TTレース」 で、レーサーの松下ヨシ
ナリさんがレース中の事故で死亡した。 43歳であった。 主催者のホーム
ページによれば、予選のレース中であったという。

 松下さんは東京都出身で、さいたま市在住。 これまで鈴鹿8時間耐久ロ
ードレースに出走した経験をもちながら、モータージャーナリストとしても活
躍していた。

 松下さんは、2009年から日本人としてはただ一人このレースに参加して
おり、11年には電動バイク部門で5位に入った実績があった。

 マン島TTレースは、1907年からイギリス王室属国のマン島で行われて
いる世界最古の公道レースである。

 TT (Tourist Trophy) という名称は、以前においてはレースのコースが
現在のように同じ場所を何回も回るのではなく、ヨーロッパの都市と都市を
結ぶ公道を使用して行う、都市間長距離移動レースという形態であったこ
とによる。 自転車競技のツール・ド・フランスなども同様である。

 マン島のレースは、1904年、最初自動車レースとして始まったが、紆余
曲折を経て、07年からはモーターサイクルレースが行われるようになった。

 2つの世界大戦のあとの1949年、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)
はロードレース世界選手権(WGP)を開始して、マン島TTレースはイギリス
ラウンドとして世界選手権シリーズの一戦に組み込まれた。

 59年には、日本のホンダが初めて125ccクラスに参戦して、谷口尚己
が6位入賞を果たし、2年後の61年には初優勝。 さらに、63年には50cc
クラスでスズキが優勝を果たした。

 しかしその後、近大的なサーキットになれたレーサーたちは、マン島の特
殊なコースを敬遠し始めるようになり、また、道路の整備がバイクのスピード
アップに追いつかず、安全性を重視するライダーはマン島レース出場を拒否
するようになっていった。

ヤマハも72年度は、マン島のレースのみ参加しなかった。 やがて76年、
マン島のレースはロードレース世界選手権のカレンダーからはずされること
になった。

 そんな中でも、マン島TTレース自体はその後も毎年行われ、人気を得て
いる。

 出場するバイクのスピードは年々上がっていき、2006年のレース平均速
度は208.33kmであった。

 ちなみにこのTTレースにおいて、1907年から2009年までの間に239人、
また、2000年以降でいうと21人のライダーが命を落としている。

 日本人ライダーも、今回の松下さんを含めて3人が亡くなり、1人が意識不
明の重体となった。

 ・・・・・・・ もしよければ YouTube でこのレースの動画を観てみていただき
たい。 はっきり言って、「これで死なない方がおかしい」 というのが正直な感
想なのではないかと思う。

 もちろん、亡くなった松下さんのことを悪く言うつもりはまったくない。 ただ、
このレースはロシアンルーレットのようなもので、今回運悪く松下さんに当た
ってしまったというコトだと思う。

 それともう一つ言えるのは、200数十キロという速度でこの島の公道を走り
抜けるというのは、きっと、命と引き換えにしてもいいと思えるほどの快感なん
だろうということ。

 どちらを選ぶかは、本人の自由である。




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