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赤ちゃんポスト 利用状況 他を差し置いてでもこれは読むべきです! [ニュース]

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 熊本県の民間病院が設置した、親が育てられない子供を匿名で受け入れる 「赤ちゃ
んポスト」 に、今年3月までの1年間に預けられた赤ちゃんは9人であることがわかりま
した。

 この「赤ちゃんポスト」 は、熊本県熊本市西区の慈恵病院に設置されており、そこでは
「こうのとりゆりかご」 と呼ばれています。

 22日、ポストの設置を許可した熊本市が、昨年度のその運用実績を発表しましたが、
それによれば、今年3月までの1年間に預けられた9人のうち、男の子が6人、女の子が
3人で、昨年度の8人から1人増えたということです。 9人全員が生後1ヶ月未満の「新
生児」で、うち6人は生後1週間未満でした。

 このうち、親の身元がわかったのは7人で、熊本県1人、九州の他県3人、中国地方3
人、北海道1人(北海道は初) ということです。

 また、9人のうち4人が自宅で出産していることがわかっており、「(預けることを前提に
した) 自宅での出産は非常に危険である」 と指摘しています。

 これで、運用が始まってからの6年間に預けられた赤ちゃんの数は、合計92人になり
ました。

 これに先立つ10日に行われた慈恵病院による記者会見によれば、2012年度の預け
入れ人数は過去2番目の少なさであったが、妊娠・出産に関する相談(=育てられない)
件数は、過去最多の1000件に及んだという。

 過去最多の件数について病院側は、「周知が進んだ結果」 と評価するとともに、母子を
支えるために、将来的には匿名出産できるようにする考えを示した。 相談を受けた中で、
特別養子縁組につながったのは167人。 対して、最終的に親が育てることになったのは
198人であった。

 ※ 匿名出産 : 事情があって養育できない母親が、まったく身元を明かすことなく出産
すること。
 ※ 特別養子縁組 : 養子縁組には、養子が実親との関係を存続したまま養親との関係
を築く 「普通養子縁組」 と、養子が戸籍上も実親との関係を断ち、養親が養子を実子と同
じ扱いにする 「特別養子縁組」 がある。 


 「こうのとりゆりかご」 は、①.子供の安全確保 ②.相談機能の強化 ③.公的機関と
連携、の留意事項のもとに認可され、2007年5月にスタートしました。 病院南側に赤ち
ゃんを預け入れるための窓口があり、その扉を開けると中には保育器(ベッド)があります。
扉を閉めると、扉は外からは開かない仕組みになっています。 保育器に赤ちゃんが置か
れると、ナースステーション及び新生児室の2ヶ所でブザーが鳴り、モニターが作動します
するとすぐにスタッフが駆けつけ、医師による診断がなされて赤ちゃんの安全は確保され
ます。

 「赤ちゃんポスト」 は、ヨーロッパをはじめ諸外国にも存在しています。 また、歴史的に
もその期限は古く、中世にはすでに存在していました。 記録は残っていませんが、おそら
くもっと古い時代から存在していたと思われます。

 日本では戦後2~3年の間、に戦災孤児救済のため 「捨て子台」 と呼ばれる施設が存
在したが、昭和23年頃には廃止されました。

 その後、1986年から5年のあいだ群馬県に同様の施設が存在しましたが、92年 施設
内の新生児が凍死するという事故が起こったために閉鎖されました。

 「赤ちゃんポスト」 は戦後以来の設置だということで、 日本の元気のなさを象徴している
事象です。 日本国がなんとか元気を取り戻すように、心の底から願っています。
   



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