脳梗塞ＦＡＳＴ ためしてガッテン 暗記できるほどポイントを整理したよ！

スポンサーリンク

---

　「脳梗塞」。
　よく聞くコトバですが、この 「脳梗塞」 について、あなたはどんなイメージをお持ちですか？
　「あー、知ってる知ってる！ あの、お年寄りがなる病気のことでしょ？」
　「私も知ってる ぅ～。 なんの前触れもなく突然倒れちゃうのよねー。 冬が多いんでしょ？」

　　　ん～～～、 ・・・・・・ 残念ながら、上の２人とも勘違いしていますね～。

　まず、３０～４０代の人が脳梗塞で倒れるということも決して珍しくはありません。

次に、倒れる前にはその前兆が見られる場合が多いと言われています。 しかし、私たち
　 はふつう脳梗塞の前兆としてどういうものがあるのかを知らないため、「前兆はなかった」
と思ってしまうのです。

　 そして、脳梗塞がいちばん多いのは夏であるという報告がなされています。


　それでは、脳梗塞について、以下で簡潔にまとめましたので、
　みんなでアタマに叩き込みましょう！

　〈主な２つのタイプ〉
　①．首の動脈でできた血栓が脳に入っていき詰まってしまう場合
　②．心臓でできた巨大血栓が脳に入っていき詰まってしまう場合

　〈脳梗塞の前兆〉
　・ 身体の半身に力が入らない、又はしびれる
・ 舌がもつれる、言葉が出ない
・ 片側が見えない、物が二重に見える
　・ これらの症状がが急にあらわれる
　・ 数分から数十分で消えることが多い

　〈危険因子〉　
・ 高血圧
・ 喫煙
・ 糖尿病
・ 多量の飲酒
・ コレステロール（中性脂肪）値が高い
・ 肥満
・ 家族の中に脳卒中で倒れた者がいる
　　　　 ⇒ 中年以上でこれらのうち当てはまる数が多ければ、
病院で頚動脈超音波検査を受けたほうがいい
　　　　　　　　　　　　　

　〈アメリカで使われる脳梗塞チェック法 「ＦＡＳＴ」〉　　
　　①．Ｆａｃｅ : イーとやったときに、片方が引きつるような感じがしないかどうか
　　②．Ａｒｍ : 目をつぶって両手を上げ、１０秒程度で片方の腕が落ちてこないかどうか
　　③．Ｓｐｅｅｃｈ : たとえば「今日は月曜日です」 とちゃんと言えるかどうか
　　④．Ｔｉｍｅ : 一刻も早く病院にいく
⇒　これらのうち１つでも当てはまれば、７０％以上の確率で
脳梗塞や脳卒中を発症していると言われています　　

　〈特効薬 ｔＰＡ〉　
脳梗塞で倒れてしまった場合、発症してから３時間以内であれば、多くの場合 「ｔＰＡ」
という治療薬を使用することができます。 この薬を使って血栓を溶かせば、場合によって
は２週間ほどで退院できます

　しかし、心臓でできてしまった巨大血栓が詰まってしまった場合、３時間以内であって
も 「ｔＰＡ」 を使用することはできません。 この場合、血栓が大きすぎるので溶かしきれ
ず、また出血の危険が生じてしまうのです。 これを 「ノックアウト型脳梗塞 （心原性脳
梗塞）」 といいます。

　〈心房細動 と フィブリン〉　
心臓で、一種の不整脈である「心房細動」が生じると、血栓ができやすくなります。 その
場合、「フィブリン」という、本来は傷ができたときに血を固めて止血する役割をもつ物質が、
血液を血液をからめとってしまい、血栓が生じてしまいます。

　〈２つのタイプに対する予防薬〉　
　　　　①のタイプは、血小板が集まってできる血栓
　　　　　　　　　　　　　　 ⇒　抗血小板薬 （血小板が固まるのを防ぐ）
②のタイプは、心房細動によって、フィブリンが血液をからめとって固める
　　　　　　　　　 ⇒　抗凝固薬 （フィブリンが固まるのを防ぐ）


　・・・・・・　以上です。 列がズレている部分があって大変申し訳ありません。 どうやら管理側
に不具合が発生してしまっているようで、何度修正を試みてもこの画面に反映されないのです。
ごめんなさい。

---

スポンサーリンク＜br />