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歴史と人口にかんする ある疑問 [よたばなし]

  ここにある夫婦がいる。 この夫婦は子供を2人もうけた。

  やがて子供は成長し、結婚して2人ずつ子供を作った。

  そしてこの子たちも2人ずつ子供を作ったとする。 この時点で3世
代8人。

  さらにこの8人も2人ずつ子供をもうけた。 これで16人。

  世代が下がるにつれて、32人、64人、128人 ・・・・・

  太古以来、人間はこのようにして増えてきたと思われる。


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  さて、これを逆にして考えてみよう。

  最初の夫婦にはそれぞれ父と母がいる。 これで4人。

  その父と母にも、そのまた父と母がいる。 最初の夫婦の8人の祖
父母たち。

  このようにして、もっとさかのぼっていく。

  16人、32人、64人、128人、256人、512人 ・・・・・

  1世代25年だとして、最初の夫婦の8人の祖父母たちは75年前
の人たち。

  10世代さかのぼると1024人。 250年前。

  20世代さかのぼると、実に104万8576人になる。 500年前、室
町時代。


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  さらにさかのぼると人数はもっともっと増えていく。 30世代さかの
ぼると、その数なんと10億7341万1824人。 750年前、平安時代。

  ちなみに西暦1250年頃の日本の人口は、およそ600万と推定さ
れている。

  600万人と10億7341万人 ・・・・・ 

  これは一体どういうことなのか?


  ・・・・・・ だれか教えてください。


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【 納涼特別企画 】 平安時代の生活を想像して涼しくなろう ! ! [よたばなし]

 2013年7月、毎日とても暑い日が続いていて、熱射病で倒れる人
の数は過去最高なのだという。

 毎日ベトベトで、この暑さがあと2ヶ月もつづくのかと思うと、気持ち
的にもイヤになってしまう。

 ・・・・・・ ということで、ここは一つ、昔の生活を想像してみることで、
現在の自分の幸せと涼しさを再確認しようではないか。 いくら暑くた
って、昔の人と比べたら私たちはまだ幸せな方なんだ ! !


 それでは、平安時代の人々の生活を想像してみよう。

 当時のイエの中には、クーラーはもちろん扇風機すらない。 一部の
人を除けばウチワすらないだろう。 汗をかいても、それをぬぐうタオル
がない。

 Tシャツなどの薄い衣服もなく、さぞかし暑くてツラかったことだろう。

 アイスクリームも氷もない。 洗濯機もないし、そもそも水道がない。
ということは、庶民は風呂にも入れなかったようだ。

 イエの外に出てみよう。 帽子をかぶろうにもないものはかぶれない。

 知り合いのところに自転車でいこうかな? これもダメ。 暑いなか、
歩くしかない。

 昨日の夕立のせいで、イエのまわりが池みたいになっている。 排水
が悪いのだ。 生ぬるい水の中にはヒルがいるかもしれない。 長靴を
はこうにもそれがない。

 そもそも、どうして夏は暑いのか? 習ったことがないから知らないし
分からない。 四季があるのは知っているのだろうか?

 というか今日は何月何日? で、いま何時なの?

 あれ? 時間ってなに? 過去から未来に流れているもの? は?

 君の名前は? おら、さぁ。 え? さぁ、だよ、さぁ。 

 ただの、さぁ? そう、ただの、さぁ !

 さぁ ってどういう字? じ ってなんだ?


 ・・・・・・ この時代は、時間がゆっくりと流れていたと思うので、人が
話すスピードはとてもスローだったと思う。 もしかしたら今の2分の1
くらいなのかも。

 それに、山をふたつ越えたところにいくと、もう言葉が通じないとい
うこともあっただろう。

 もう一度イエを見てみる。

 イエといっても、ただのほっ立て小屋で、密閉性もない。 ということ
は、イエの中には虫がたくさん入りこんでいるだろうし、

 そもそもイエのまわりにいる昆虫の数が今とは比較にならず、まる
で昆虫に包囲されているような感じだったのではないか。

 殺虫剤も蚊取り線香もない。 セミの声もさぞかしうるさかっただろう。

 もしかするとイエの周辺はイロイロと臭かったのかもしれない。

 イエの中では電気も点かないし、ガスコンロもない。 時計もなけれ
ばタンスも鏡もない。

 テレビもラジオも本も雑誌もない。 というかそもそも紙がない。 ヒマ
なときは何をしていたんだろう。

 さあ、昼ごはんの時間だ。 炊飯ジャーはないとしても、ナベとか食
器くらいはあったのか? 土器かな? ハシは? 食器はあったとしても、
食べたあとはどうやって洗ったのか? 近くの川?

 だいたい何を食べていたのか? 調味料もないし。 火はその度にお
こしたのだろう。 尖った石を包丁にしていたのか。
 

 さて、問題の夜がやってきた。 当時の夜は、さぞかし暗くて怖かった
コトであろう。

 今でも、クルマで夜に街灯のない山の方まで行ってみると、ほんと
に真っ暗で恐ろしい。 平安時代の夜は、明るく光るものなど1つもなく
もちろん街灯なんてものもない。

  どこもかしこも真っ暗。 都会に行けば明るいとかそういうこともない。
世界全部が真っ暗なのだ。

懐中電灯もライターもない。 もちろんスマホの明るさもない。

 部屋の明かりはどうしたのか? ローソクはないだろうから、焚き火?


 警察がなかったワケだから、世の中すべてが犯罪の巣窟だ。 危険さ
はスラム街の比ではない。 強姦や人さらいは当たり前の世界だろう。


 ・・・・・・ この頃の人たちと比べたら、私たちはなんて幸せなんだろう。
もう暑くて苦しいなんて言いません。

 という気持ちになったでしょ? ほんのすこし。


 それでは、当時の話をあと少し続けます。

 社会的な面では、昔は 「個人」 とか 「個」 という感覚に乏しかった反
面、共同体への所属意識が強かったと言われている。

 名前についても 「~ (地域や村の名) の某」 というモノが多かったよう
だ。 外国の例だが、レオナルド・ダ・ヴィンチ というのは “ヴィンチ村のレ
オナルド” という意味だ。

 個の側面が弱く共同体への帰属意識が強いというのは、極端にいうと
アリとかハチの世界に近いのかもしれない。

 また、当時は 「子供」 という概念がほとんどなかったようで、子供=小
さい大人、未熟な大人という感じだったようだ。

 「個」 としての命が軽かったという面は確かにあったようで、これも海外
の例で、ヨーロッパ中世の話だが、村にある行列ができていたので、並ん
でいるうちの1人に、

 「これは何の行列ですか?」 とたずねたところ、

 「なんか、みんな処刑されるということで、多分自分も含まれていると思
うので並んでいます」 とふつうに答えたという。 決して笑い話ではなく。


























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