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イルカ のはなし [動物]

 イルカがお互いを名前で呼び合っていることがわかったというニュースや、
イラク戦争で活躍した軍用イルカ、それ以外にもイルカの話がたくさん ! !

 野生のバンドウイルカは個体特有の音を編み出し、自分を識別する 「名
前」のように使っているとする論文が22日、米科学アカデミー紀要に掲載さ
れ話題となっている。

無題.png

 論文を発表したのは、英セント・アンドリューズ大学生物学部、海洋哺乳
類研究ユニットに所属するステファニー・キング氏を中心とするグループだ。

 氏は、「動物の世界で、名前あるいは特定の個体に対する呼びかけが行
われていることを示す初めての証拠だ」 と話す。

 研究の対象となったのは、英スコットランド東岸沖に生息するバンドウイル
カ200頭。

 イルカが生後数か月の間に個体特有の音、あるいは名前を作り出すことは、
これまでの研究でも明らかになっている。 イルカは泳ぎ回りながら、時間をか
けて自分の存在を周りに知らせるという。

imagesCA66UCOZ.jpg 

 キング氏によると、野生のイルカの発する鳴き声の約半分が、個体特有の
音だという。

 キング氏率いる研究チームは、イルカが自分特有の音を他のイルカが発し
た時にどのような反応を示すかについて疑問を持った。

 そこで、研究チームはイルカの群れの鳴き声を録音し、各個体特有の音を
一つ一つ再生してイルカに聞かせた。

 すると 「興味深いことに、イルカは自分特有の音が仲間から発せられた時
に限り反応を示した。 即座に鳴き返し、時には何度も鳴き返すこともあった。
だが、他の鳴き声を聞いた時には一切そのような反応を示さなかった」 とキ
ング氏は説明する。

 研究チームは、イルカの声をそのまま使ったり、あるいは別のイルカが 「名
前」 を読んでいるかのように、声を発しているイルカの元々の声の特徴をすべ
て排除したり、さまざまな方法で個体特有の音の再生を繰り返した。

 また、異なる群れのイルカが発する聞きなれない鳴き声と、同じ群れのイル
カが発する個体特有の音をイルカに聞かせた。

 その結果、「イルカは自分特有の音が真似された時には即座に鳴き返した
が、他の音を聞いた時にはそのような反応を示さなかった」 という。

images.jpg  imagesCA0ZQB2K.jpg

 今回行われたこれらの研究結果についてキング氏は、イルカが群れの中で
互いに名前で呼び合うことを示すものだと指摘する。

 イルカが発する声の約半分が 「名前」 を呼ぶものだということがわかったの
で、次の大きな課題は、彼らが名前以外の部分でどんな内容の会話をしてい
るのか見つけ出すことだ。

 しかし、それらを解明していくことはもちろん簡単なことではなく、とても大きな
仕事となるだろう。


 以下では、今回研究の対象となったバンドウイルカについてイロイロと解説し
ていきます。

 バンドウイルカは最も良く知られたイルカの一つであり、北極圏および南極を
除く世界中の海に生息する。

 名前の 「半道海豚」 について、半道とは中途半端という意味であり、その大
きさがイルカとクジラの中間で中途半端であるということからきているという説
が有力である。

 口の部分が大きく突き出ていて、その先端が鼻であるような印象を与えるが、
本当の鼻腔は頭の上にある噴気孔である。 バンドウイルカの顔は素の状態で
笑っているように見えるため、とても愛くるしく見える。

 体長は2m~4m、体重は150kg~650kg。 平均的には雄は雌よりも若干
長いが、体重にはかなりの差があり雄の方が重い。 大きさは生息地によって
かなり異なる。 比較的暖かい浅い海域に生息する群は、冷たい遠洋で暮らす
群に比べて小さい。

 尾びれと背びれは高密度の結合組織でできており、骨も筋肉もない。 尾びれ
を上下に動かして泳ぐ。 両脇についている一対の胸びれは方向を制御するの
に用いる。 胸びれには骨がある。これは陸上で生息する哺乳類の前肢と相同
である。

 ハンドウイルカを含むクジラ目の動物たちは、約5千万年前、陸上で生息する
哺乳類から進化したと考えられている。

 ちなみに、哺乳類は尾びれを上下させて泳ぐので水平型の尾びれであるのに
対して、魚類の場合は尾びれを左右に動かして泳ぐため垂直型の尾びれにな
っている。

 また、イルカとクジラの間には、生物学上境い目といえる特徴がなく、両者を明
確に区別することはできない。

 ハンドウイルカは 「泳ぎの達人」 と称され、その遊泳力は高く昔から人間の羨
望の対象とされてきた。 通常は時速5kmから11km程度の速度で泳ぐが、短
時間ならば時速45km程度の速度で泳ぐこともできる。

 また時速65kmで航行する高速船と競ってさらに速く泳いだという目撃情報も
あることから、瞬間的には70km近い猛スピードを出す個体もいると考えられる。

 スピードこそ時速82kmをマークするシャチにはかなわないが、制動力やジャ
ンプ力等は身体が小さい代わりに体重も軽く慣性も小さいハンドウイルカの方が
優れている。

 ハンドウイルカは人懐こく好奇心が旺盛な性格であることが良く知られている。
潜水しているダイバーのまわりにハンドウイルカが集まってくることは珍しくない。

 傷ついた仲間を助けようとする行動は知られているが、傷ついたダイバー(人
間)を助けようとして水面へ持ち上げようとすることもある。

 2004年11月、ニュージーランドにおいて次のような劇的な出来事があった。
ワンガレイ近くの沖合い100mの地点において、伝えられるところによると3m
のホホジロザメが3名のライフガードに接近してきた。

 ライフガード達に対する危険を察知したハンドウイルカが集まり、40分間、サメ
の攻撃から護るかのように彼らを取り囲み、ライフガードたちは無事に海岸に戻
ることができた。

 ただし、溺れていない人間を沖へ運ぼうとして危険な目に合わせたという事例
もあるので、意図的に人助けをしようとしたと解釈する説の他、イルカの持つ習
性に基づいた行動とする説もある。

 ハンドウイルカも捕食者であり、非常に攻撃的な面も有する。 雄はランク付けや
や雌をめぐって闘うこともあり、繁殖期には頭突きなどの行動により、強さと大きさ
を誇示して雄同士が非常に激しく争う。

 また危害を加えようとしてくるサメと戦闘することも知られており、大型で獰猛な
ホホジロザメを単独で攻撃し殺害してしまったという記録も多く、笑ったような顔で
人懐こいこのイルカも獰猛かつ好戦的な態度も併せ持つことも事実である。 しか
し、むやみに人間を攻撃したりすることはない。

ハンドウイルカの雌の寿命は40年程度である。 雄は雌に比べるとストレスも多く、
雌よりも短命であり、30年以上生きることは稀である。

 ハンドウイルカの主食は小さい魚類であるが、イカなどの頭足類や、カニなどの
甲殻類も食べる。 歯は鋭く尖っており、餌となる生物を捕獲するには適しているが、
咀嚼(そしゃく)には適さない。

 餌となる魚類の群に出会った場合には、ハンドウイルカは団体で行動して、捕食
活動を行う。 単体の場合には、海底近くの生物を捕食することも多い。 尾びれを
用いて魚を殴打して気絶させた後でその魚を食べることもある。

 ハンドウイルカ同士は身体表現と音声によって互いにコミュニケーションを行って
いると考えられている。 声帯は持たないが、噴気孔近くにある6個の気嚢(きのう)
を用いて、様々な音声を発している。

 個々のハンドウイルカには、自分自身を表現する「名前」(音)があり、他の個体
に対して自分自身を表現することが可能らしい。 約30種類程度の識別可能な音
を使って音声によるコミュニケーションを行っているようであるが、まだ「イルカ語」
として確認できてはいない。

 ただし一頭のイルカに教えたゲーム内容が別の個体に伝わることから言語に相
当する伝達手段を持つことが確認されている。

 エコー音で状況を直接イメージするように進化した脳を持つイルカが、わざわざ
記号に変換して配列する体系の言語を採用する合理性は乏しく、そのような、イ
メージ中心で単語を補助的にしか用いない世界観に基づいた 「イルカ語」 はあっ
たにしろ翻訳不可能であろうと言われている。

 しかしイルカ用の人工単語を覚えさせて 「このフリスビーを尻尾で触った後でそ
れを飛び越えよ」 程度の文章なら理解できる能力を持つ。 またこの実験によりイ
ルカは「誰が」「何を」「どうした」 の入った文章を理解したが、「いつ」「どのように」
という文章は理解できなかったことが報告されている。

 この結果によりイルカの脳が持つ世界観の一端が伺われる。

 また、イルカは道具を使うというコトも知られている。 棒状のモノを口にくわえて、
海底の砂を掘ってエサとなる生き物を探すという。

 ブラジル南東部の海に面した町ラグーナでは、人間とハンドウイルカによる非常
に興味深い共同作業が行われている。

 外海と湾を繋ぐ幅100mの水路があり、その浅瀬に立つ漁師達に向かって、複
数のハンドウイルカがボラの群れを追い立てると、漁師達は網で音を立ててハン
ドウイルカに自分の居場所を知らせる。1頭以上のハンドウイルカが海面でジャン
プすると、それを合図として漁師は網を投げ、ボラを捕まえる。

 この水路でハンドウイルカ自らが外海と同じようにボラを捕まえようとすると、ボラ
は浅瀬に逃げ込んでしまう。 漁師達が並ぶ浅瀬に追い込むことで、網から逃れた
ボラを容易に捕食できることからこのような共同作業が可能となっている。

 ラグーナの記録によると、ハンドウイルカと人間のボラ漁は1847年まで遡り、沿
岸に棲むおよそ50頭のうち、この共同作業が出来るのはわずか20頭だけである。

 アメリカとロシアの海軍では軍事利用目的としてハンドウイルカが利用されている
(軍用イルカ)。 主な任務は機雷の探索や潜水中の敵の発見である。 

 ロシア海軍の計画は1990年代に中止されたが、アメリカは米海軍海洋哺乳類
計画に基づいて、カリフォルニア州サンディエゴの基地で訓練および研究を継続し
ており、イラク戦争などで実戦に投入させている。

①.イルカが名前で呼び合ううと判明  ②.「軍用イルカ」 などイルカの話がたくさん [動物]

 ①.イルカがお互いを名前で呼び合っていることがわかった、という今回
入ってきたニュース ②.それ以外の実験結果や、イルカが軍事利用され
ていてイラク戦争でも活躍したこと、イルカの生態など、面白い内容がいっ
ぱい詰まっています。

 野生のバンドウイルカは個体特有の音を編み出し、自分を識別する 「名
前」のように使っているとする論文が22日、米科学アカデミー紀要に掲載さ
れ話題となっている。

無題.png

 論文を発表したのは、英セント・アンドリューズ大学生物学部、海洋哺乳
類研究ユニットに所属するステファニー・キング氏を中心とするグループだ。

 氏は、「動物の世界で、名前あるいは特定の個体に対する呼びかけが行
われていることを示す初めての証拠だ」 と話す。

 研究の対象となったのは、英スコットランド東岸沖に生息するバンドウイル
カ200頭。

 イルカが生後数か月の間に個体特有の音、あるいは名前を作り出すことは、
これまでの研究でも明らかになっている。 イルカは泳ぎ回りながら、時間をか
けて自分の存在を周りに知らせるという。

imagesCA66UCOZ.jpg 

 キング氏によると、野生のイルカの発する鳴き声の約半分が、個体特有の
音だという。

 キング氏率いる研究チームは、イルカが自分特有の音を他のイルカが発し
た時にどのような反応を示すかについて疑問を持った。

 そこで、研究チームはイルカの群れの鳴き声を録音し、各個体特有の音を
一つ一つ再生してイルカに聞かせた。

 すると 「興味深いことに、イルカは自分特有の音が仲間から発せられた時
に限り反応を示した。 即座に鳴き返し、時には何度も鳴き返すこともあった。
だが、他の鳴き声を聞いた時には一切そのような反応を示さなかった」 とキ
ング氏は説明する。

 研究チームは、イルカの声をそのまま使ったり、あるいは別のイルカが 「名
前」 を読んでいるかのように、声を発しているイルカの元々の声の特徴をすべ
て排除したり、さまざまな方法で個体特有の音の再生を繰り返した。

 また、異なる群れのイルカが発する聞きなれない鳴き声と、同じ群れのイル
カが発する個体特有の音をイルカに聞かせた。

 その結果、「イルカは自分特有の音が真似された時には即座に鳴き返した
が、他の音を聞いた時にはそのような反応を示さなかった」 という。

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 今回行われたこれらの研究結果についてキング氏は、イルカが群れの中で
互いに名前で呼び合うことを示すものだと指摘する。

 イルカが発する声の約半分が 「名前」 を呼ぶものだということがわかったの
で、次の大きな課題は、彼らが名前以外の部分でどんな内容の会話をしてい
るのか見つけ出すことだ。

 しかし、それらを解明していくことはもちろん簡単なことではなく、とても大きな
仕事となるだろう。


 以下では、今回研究の対象となったバンドウイルカについてイロイロと解説し
ていきます。

 バンドウイルカは最も良く知られたイルカの一つであり、北極圏および南極を
除く世界中の海に生息する。

 名前の 「半道海豚」 について、半道とは中途半端という意味であり、その大
きさがイルカとクジラの中間で中途半端であるということからきているという説
が有力である。

 口の部分が大きく突き出ていて、その先端が鼻であるような印象を与えるが、
本当の鼻腔は頭の上にある噴気孔である。 バンドウイルカの顔は素の状態で
笑っているように見えるため、とても愛くるしく見える。

 体長は2m~4m、体重は150kg~650kg。 平均的には雄は雌よりも若干
長いが、体重にはかなりの差があり雄の方が重い。 大きさは生息地によって
かなり異なる。 比較的暖かい浅い海域に生息する群は、冷たい遠洋で暮らす
群に比べて小さい。

 尾びれと背びれは高密度の結合組織でできており、骨も筋肉もない。 尾びれ
を上下に動かして泳ぐ。 両脇についている一対の胸びれは方向を制御するの
に用いる。 胸びれには骨がある。これは陸上で生息する哺乳類の前肢と相同
である。

 ハンドウイルカを含むクジラ目の動物たちは、約5千万年前、陸上で生息する
哺乳類から進化したと考えられている。

 ちなみに、哺乳類は尾びれを上下させて泳ぐので水平型の尾びれであるのに
対して、魚類の場合は尾びれを左右に動かして泳ぐため垂直型の尾びれにな
っている。

 また、イルカとクジラの間には、生物学上境い目といえる特徴がなく、両者を明
確に区別することはできない。

 ハンドウイルカは 「泳ぎの達人」 と称され、その遊泳力は高く昔から人間の羨
望の対象とされてきた。 通常は時速5kmから11km程度の速度で泳ぐが、短
時間ならば時速45km程度の速度で泳ぐこともできる。

 また時速65kmで航行する高速船と競ってさらに速く泳いだという目撃情報も
あることから、瞬間的には70km近い猛スピードを出す個体もいると考えられる。

 スピードこそ時速82kmをマークするシャチにはかなわないが、制動力やジャ
ンプ力等は身体が小さい代わりに体重も軽く慣性も小さいハンドウイルカの方が
優れている。

 ハンドウイルカは人懐こく好奇心が旺盛な性格であることが良く知られている。
潜水しているダイバーのまわりにハンドウイルカが集まってくることは珍しくない。

 傷ついた仲間を助けようとする行動は知られているが、傷ついたダイバー(人
間)を助けようとして水面へ持ち上げようとすることもある。

 2004年11月、ニュージーランドにおいて次のような劇的な出来事があった。
ワンガレイ近くの沖合い100mの地点において、伝えられるところによると3m
のホホジロザメが3名のライフガードに接近してきた。

 ライフガード達に対する危険を察知したハンドウイルカが集まり、40分間、サメ
の攻撃から護るかのように彼らを取り囲み、ライフガードたちは無事に海岸に戻
ることができた。

 ただし、溺れていない人間を沖へ運ぼうとして危険な目に合わせたという事例
もあるので、意図的に人助けをしようとしたと解釈する説の他、イルカの持つ習
性に基づいた行動とする説もある。

 ハンドウイルカも捕食者であり、非常に攻撃的な面も有する。 雄はランク付けや
や雌をめぐって闘うこともあり、繁殖期には頭突きなどの行動により、強さと大きさ
を誇示して雄同士が非常に激しく争う。

 また危害を加えようとしてくるサメと戦闘することも知られており、大型で獰猛な
ホホジロザメを単独で攻撃し殺害してしまったという記録も多く、笑ったような顔で
人懐こいこのイルカも獰猛かつ好戦的な態度も併せ持つことも事実である。 しか
し、むやみに人間を攻撃したりすることはない。

ハンドウイルカの雌の寿命は40年程度である。 雄は雌に比べるとストレスも多く、
雌よりも短命であり、30年以上生きることは稀である。

 ハンドウイルカの主食は小さい魚類であるが、イカなどの頭足類や、カニなどの
甲殻類も食べる。 歯は鋭く尖っており、餌となる生物を捕獲するには適しているが、
咀嚼(そしゃく)には適さない。

 餌となる魚類の群に出会った場合には、ハンドウイルカは団体で行動して、捕食
活動を行う。 単体の場合には、海底近くの生物を捕食することも多い。 尾びれを
用いて魚を殴打して気絶させた後でその魚を食べることもある。

 ハンドウイルカ同士は身体表現と音声によって互いにコミュニケーションを行って
いると考えられている。 声帯は持たないが、噴気孔近くにある6個の気嚢(きのう)
を用いて、様々な音声を発している。

 個々のハンドウイルカには、自分自身を表現する「名前」(音)があり、他の個体
に対して自分自身を表現することが可能らしい。 約30種類程度の識別可能な音
を使って音声によるコミュニケーションを行っているようであるが、まだ「イルカ語」
として確認できてはいない。

 ただし一頭のイルカに教えたゲーム内容が別の個体に伝わることから言語に相
当する伝達手段を持つことが確認されている。

 エコー音で状況を直接イメージするように進化した脳を持つイルカが、わざわざ
記号に変換して配列する体系の言語を採用する合理性は乏しく、そのような、イ
メージ中心で単語を補助的にしか用いない世界観に基づいた 「イルカ語」 はあっ
たにしろ翻訳不可能であろうと言われている。

 しかしイルカ用の人工単語を覚えさせて 「このフリスビーを尻尾で触った後でそ
れを飛び越えよ」 程度の文章なら理解できる能力を持つ。 またこの実験によりイ
ルカは「誰が」「何を」「どうした」 の入った文章を理解したが、「いつ」「どのように」
という文章は理解できなかったことが報告されている。

 この結果によりイルカの脳が持つ世界観の一端が伺われる。

 また、イルカは道具を使うというコトも知られている。 棒状のモノを口にくわえて、
海底の砂を掘ってエサとなる生き物を探すという。

 ブラジル南東部の海に面した町ラグーナでは、人間とハンドウイルカによる非常
に興味深い共同作業が行われている。

 外海と湾を繋ぐ幅100mの水路があり、その浅瀬に立つ漁師達に向かって、複
数のハンドウイルカがボラの群れを追い立てると、漁師達は網で音を立ててハン
ドウイルカに自分の居場所を知らせる。1頭以上のハンドウイルカが海面でジャン
プすると、それを合図として漁師は網を投げ、ボラを捕まえる。

 この水路でハンドウイルカ自らが外海と同じようにボラを捕まえようとすると、ボラ
は浅瀬に逃げ込んでしまう。 漁師達が並ぶ浅瀬に追い込むことで、網から逃れた
ボラを容易に捕食できることからこのような共同作業が可能となっている。

 ラグーナの記録によると、ハンドウイルカと人間のボラ漁は1847年まで遡り、沿
岸に棲むおよそ50頭のうち、この共同作業が出来るのはわずか20頭だけである。

 アメリカとロシアの海軍では軍事利用目的としてハンドウイルカが利用されている
(軍用イルカ)。 主な任務は機雷の探索や潜水中の敵の発見である。 

 ロシア海軍の計画は1990年代に中止されたが、アメリカは米海軍海洋哺乳類
計画に基づいて、カリフォルニア州サンディエゴの基地で訓練および研究を継続し
ており、イラク戦争などで実戦に投入させている。

ジャングルキャットってどんなネコ? [動物]

 ジャングルキャットは、比較的短い尻尾を持つ小型のネコ科の一種。中
近東からインド、パキスタン、アフガニスタンにかけて分布。

 イエネコとの間に Chausie という雑種をつくることができる。

 体長50~75cm、尾長23~35cm。体重5~16kg。イエネコに比べる
と大型で四肢が長い。 体色は灰黄色や黄褐色、砂色がかった褐色、黒と
淡い褐色の霜降りなど、亜種によってさまざまに変わる。


Jungle-Cat-adidarwinian.jpg


 斑点を持たないものが普通だが、淡く不明瞭な横に並ぶ斑点を持つもの
もある。 頭と四肢と尻尾に黒い縞があり、尻尾の先端は黒い。耳は三角形
で後ろ側が暗褐色。

 オオヤマネコほど長くないが、耳の先端に黒い房毛がある。 虹彩は明る
い黄色。 寒い地方に住むものは毛深い。

 乾燥した森や林、サバンナ、開けた低木地帯、湖や沼の近くの葦原など、
さまざまなところに生息している。 村や町の近くにも住み、時には廃屋に住
み着くこともある。


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 標高2500mまでに生息しているが、低地に生息するものが多い。

 ジャングルキャットは熱帯雨林には生息しない。 ジャングルキャットという
名前から熱帯雨林に生息していそうなイメージがあるが、このジャングルは
草や低木の密生する 「やぶ地」 を意味する。

 昼夜問わず動き回るが、昼間活動することの方が多い。 主食はネズミや
ノウサギなどの小型哺乳類。 トカゲ、ヘビなども捕食し、頭上を飛ぶ鳥をジ
ャンプして捕らえたりもする。 さらに水辺に棲む個体は水に潜って魚を捕ら
える。

 交尾期になるとオスはイヌのような鳴き声でほえる。 妊娠期間は普通66
日で、一度の出産で2~5子を産む。

マンモスについて [動物]

 2010年、シベリアの永久凍土からメスのマンモスが発掘された。 その
躰は豊かな毛で覆われ、全身がほぼ完全な状態で保存されていた。体長
は約3メートル。 完全な状態で見つかったマンモスとしては世界最大級だ。

 3万9000年前に生存していた彼女は 「YUKA」 と名付けられ、特別展
「マンモスYUKA」で世界初公開される。

 特別展では、マンモスと同時代に生息した「ケサイ」 の冷凍標本や、マン
モスの骨や皮で作られた当時の家なども合わせて展示される。

 特別展は7月13日~9月16日、横浜市のパシフィコ横浜で開催される。


 【マンモスについて】

 マンモスは原生のゾウと類縁だが、直接の先祖ではない。 約400万年
前から1万年前頃までの期間に生息していた。 マンモスはゾウの中で特
別大きいわけではなく、躰の大きさは原生のゾウとほぼおなzじである。

 ただし牙は抜きん出て巨大であり、種類によってはその長さが5.2mに
達することもある。

 マンモスは大小数種類が存在し、シベリア以外のユーラシア、アフリカ大
陸、南北アメリカ大陸に広く生息していた。 

 数千年前に、他の多くの大型哺乳類とともに絶滅した。 最後のマンモス
は、紀元前1700年頃まで生存していたという説がある。

 絶滅の原因について、気候の変動、ヒトによる狩猟、伝染病などさまざま
な説がある。

 シベリアでは氷漬けのマンモスが複数発見されているが、完全なDNAが
見つかれば、クローン技術 (原生のゾウの卵細胞にマンモスのDNAを注
入する方法)によってマンモスを復活させることができるかもしれない。

 日本でも13点の化石が発見されている。 そのうち12点は北海道、1点は
島根県の日本海海底から引き上げられた。

ミーアキャットの話 [動物]

 ミーアキャットは、ネコ目マングース科スリカータ属に分類される肉食類
です。 本種のみでスリカータ属を形成しています。

 生息地域は、ナミビア、ボツワナ南部、南アフリカ共和国。

 体長は25~31cm。 尾の長さ17~25cm。 体重は0.6~1kg。

 ミーアキャットについての生態については、いまだわかっていない部分
が多いのですが、わかっている範囲を以下でご紹介します。


  無題.png


 彼らは2頭~40頭ほどの群れを作って生活しています。 その中で、1組
の優位オスと優位メスのみが繁殖活動を行い、その子供たちは劣位固体と
なります。

 劣位固体は、優位個体である子供のために餌を運んだり、子守をしたり、
授乳するなど子育てを自発的に手伝うヘルパーとなって、繁殖はしません。
したがって、彼らの群れは基本的に血縁個体からなる家族集団です。

 このように、親以外の個体が子供の世話をするというのは「協同繁殖」 と
呼ばれており、多くの鳥や哺乳類で見られることです。


hayvanlar-999908143-orta.jpg


 劣位個体は、妊娠後期から出産までの期間、優位メスに対して頻繁に服
従行動 (お辞儀、ハイピッチな音声、毛づくろい) をするようになります。 こ
のような行動は年長のメスにおいて顕著です。

 また同時に、妊娠後期になると、優位メスは劣位メスを攻撃し、次々に群
れから追い出してしまいます。このような行動は、繁殖をめぐる葛藤や動揺
を反映したものだと考えられていますが、詳しくはわかっていません。

 みなさんもご存知のように、毛づくろい行動には社会的な意味があります
が、それ以前に、衛生的な意味ももちろん含まれており、寄生虫対策として
効果があります。

 ミーアキャットを研究する学者さんによれば、個体同士の攻撃行動は、時
間やエネルギーのロス、また社会的関係の損傷など高いコストが含まれま
す。 これに対して、霊長類や一部の哺乳類では「仲直り行動」 が見られる
らしいのですが、ミーアキャットにはそのような行動は見られないとのこと。


  o0325026011634621030.jpg


 学者さんは 「しかし、優位メスの攻撃についての代償にあたる行動が 何
か必ずあるはずなので、現在はそこに注目しています」 と語ります。

 小さい動物ではありまが、その社会的な行動は複雑に絡み合っているの
だそうです。 しかし その向いている方向は霊長類とはまったく違うといいま
す。

 私たちが彼らの生活を拝見することで、なにか参考にさせていただくよう
なものが見つかるでしょうか?

 ・・・・・・ というか、すごくカワイイです!

ミーアキャットとは? とっても面白い習性です! [動物]

 ミーアキャットは、ネコ目マングース科スリカータ属に分類される肉食類
です。 本種のみでスリカータ属を形成しています。

 生息地域は、ナミビア、ボツワナ南部、南アフリカ共和国。

 体長は25~31cm。 尾の長さ17~25cm。 体重は0.6~1kg。


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 ミーアキャットについての生態については、いまだわかっていない部分
が多いのですが、わかっている範囲を以下でご紹介します。

 彼らは2頭~40頭ほどの群れを作って生活しています。 その中で、1組
の優位オスと優位メスのみが繁殖活動を行い、その子供たちは劣位固体と
なります。

 劣位固体は、優位個体である子供のために餌を運んだり、子守をしたり、
授乳するなど子育てを自発的に手伝うヘルパーとなって、繁殖はしません。
したがって、彼らの群れは基本的に血縁個体からなる家族集団です。

 このように、親以外の個体が子供の世話をするというのは「協同繁殖」 と
呼ばれており、多くの鳥や哺乳類で見られることです。

 劣位個体は、妊娠後期から出産までの期間、優位メスに対して頻繁に服
従行動 (お辞儀、ハイピッチな音声、毛づくろい) をするようになります。 こ
のような行動は年長のメスにおいて顕著です。

 また同時に、妊娠後期になると、優位メスは劣位メスを攻撃し、次々に群
れから追い出してしまいます。このような行動は、繁殖をめぐる葛藤や動揺
を反映したものだと考えられていますが、詳しくはわかっていません。


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 みなさんもご存知のように、毛づくろい行動には社会的な意味があります
が、それ以前に、衛生的な意味ももちろん含まれており、寄生虫対策として
効果があります。

 ミーアキャットを研究する学者さんによれば、個体同士の攻撃行動は、時
間やエネルギーのロス、また社会的関係の損傷など高いコストが含まれま
す。 これに対して、霊長類や一部の哺乳類では「仲直り行動」 が見られる
らしいのですが、ミーアキャットにはそのような行動は見られないとのこと。


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 学者さんは 「しかし、優位メスの攻撃についての代償にあたる行動が 何
か必ずあるはずなので、現在はそこに注目しています」 と語ります。

 小さい動物ではありまが、その社会的な行動は複雑に絡み合っているの
だそうです。 しかし その向いている方向は霊長類とはまったく違うといいま
す。

 私たちが彼らの生活を拝見することで、なにか参考にさせていただくよう
なものが見つかるでしょうか?

 ・・・・・・ というか、すごくカワイイです!

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