小氷期 気温

　小氷期とは、ほぼ１４世紀半ばから１９世紀半ばにかけて続いた寒冷な期間のことで
ある。 小氷河時代、ミニ氷河期ともいう。 この期間は、現在と比べて気温が１～２℃ 低
かったとされている。

　この気候のの寒冷化によって 「中世の温暖期」といわれる温和な時代に終止符が打
たれた。 以前は、小表記は全地球的な現象だと考えられていたが、過去１０００年間の
北半球の気温の推定値は明確な寒冷期を示していないなどの理由により、その規模に
ついては現在は疑問がもたれている。

　ＩＣＰＰ（気候変動に関する政府間パネル） は、小表記とは 「期間内の気温低下が１℃
未満にとどまる北半球における弱冷期」 であるとしている。

　なお氷期学的には、小氷期の期間と現在を併せた期間のことを大きく間氷期 （氷河期
の中でも比較的温暖な時期がつづく期間） にあたるとしている。

　小氷期の間、世界の多くの地域が厳冬に襲われたというが、もっとも詳細な記録が残っ
ているのが、ヨーロッパと北アメリカである。 氷河によって河川がせき止められて洪水が
起こったり、河川や湾が凍結して交易や漁業に打撃を与えた。 厳冬の到来は人々の生
活にも影響を与え、飢饉が頻繁に発生したり疫病が蔓延して、地域の人口が半減したり、
植民地が全滅することさえあったという。 日本においても、東日本を中心に飢饉が多発し、
その結果としての農村一揆の頻発は、幕藩体制崩壊の一因となった。

　また、多くの科学的調査によって、南半球においても小氷期の影響が及んでいたことが
明らかとなった。

　小氷期の原因としては、太陽の活動が弱まったことと、火山活動の活発化の２つが言わ
れている。 また、ヨーロッパにペストが蔓延した時期における同地の人口の減少と、その
結果生じた農業生産の低下が小氷期を長引かせたという説もある。

　太陽活動の活発さは観察される黒点の数と比例しするとされるが、黒点が最も減少した
１６４５年～１７１５年にかけての期間のことを、特に 「マウンダー極小期」 という。

　小氷期の全体にわたって、世界各地で広範な火山活動が記録されている。 火山活動に
よって大気中に舞った火山灰が太陽光線を遮ることと、また、火山ガスの成分であるＳＯ２
が成層圏に達した際に粒子に変化し、それが太陽光線を反射してしまうことによって大幅
に日射量を減少させる。

　１８５０年代になると世界の気候は温暖化していくが、一般的には小氷期はこの時点で終
了したと考えられている。 それに対して、地球はいまだ小氷からの回復過程であると考える
科学者もいる。


　さて、少し前までは「地球温暖化」 ということがヒステリックなほどに叫ばれていたが、現在
は逆に地球は寒冷化に向かっているという意見が強いようだ。 地球が小氷期に突入すると
いう説さえある。 一体なんなんだ？ とりあえず、地球温暖化という説が間違っているという
のは明らかだ。その具体的な根拠を挙げることはいくらでもできるが、 ここではそれはやらな
い。

　ここでは、それよりももっと大事な結論にあたることから先に書くことにする。

　数十年前から、異常気象や地球環境の危機などが言われていた。 たとえば、３５年ほど
前には、地球上にある石油はあと３０年ほどで確実に無くなると言われていて、当時の人た
ちはみんなそれを信じていた。

　９０年代から現在まで、気候や環境についていろいろなネガティブな説が出てきては消え
ていった。 思い出せるだけでも、酸性雨、オゾン層の破壊、地球砂漠化、熱帯雨林の消滅、
ダイオキシン、地球温暖化、エコ問題 ・・・・・ これらはおそらく３～４年ほどの周期で入れ
替わっていたような気がする。

　人間は危機をあおるのが好きだ。 終末論、末法思想、ハルマゲドン、ノストラダムスの大
予言、マヤレコード、グランドクロス、コンピューター２０００年問題

　・・・・・・ 結局これらに共通しているのは、お金儲けの手段になっているということだ。 利権
がからんでいるというコト。

　だから、あんまりマスコミのいうコトを信じちゃダメだ。 とくに、テレビと新聞はウソばっかり。
何かについて疑問に思ったときは、まず自分の頭だけで考えてみる。 それでもわからなけれ
ばネットで調べてみる。 YouTube で調べれば、世の中の大抵のことについての答えはわか
る。 最低限、ネットで言われていることはテレビや新聞で言われていることとは大幅に違って
いるというコトがわかると思う。 ということは、どちらか一方はウソだということだ。 あとは自分
の頭で考えればわかると思う。

　もしよければ参考にしてください。

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