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おら、革ジャンが好きだ ! ④ のさらにつづき.ライダースジャケット [ファッション]

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《 モッズ Modernism or sometimes Modism 》

  ロッカーズを語る際、対照的なライフスタイルとしてモッズが引き合
いに出されることがあります。

  モッズとは、ロッカーズと同じく ロンドン近辺の若い労働者の間で
50年代後半から60年代半ばにかけて流行した音楽やファッションを
ベースとしたライフスタイル、およびその支持者たちを指します。

  革ジャンにリーゼントというハードでタフなスタイルであるロッカーズ
に対し、モッズはスーツにスクーターという洗練されたファッションスタ
イル。

  モッズファッションとしてよく連想されるものとして、髪を下ろした Mo
ds Cut、細身の3つボタンスーツ、ミリタリーパーカーM-51、足元に
はブーツ、多数のミラーで装飾されたスクーターなどがある。

51年に米軍で採用された M-51 は、モッズの人々に愛用され、「モ
ッズコート」(モッズパーカ)として知られています。

  当時、イギリス空軍の 「ラウンデル」(国籍識別マーク) を用いたフ
ァッションが流行ったこともあり、モッズムーブメントを表す記号とされ
ることも。

  モッズが好んだ音楽はアメリカのレアな黒人音楽やR&B、ソウル・
ミュージック、ジャマイカのスカ (多くのスカのレコード出したレコード
レーベル名により 「ブルービート」 とも呼ばれる) などでした。

イギリスのグループとしては、ザ・フー、スモール・フェイセス、キン
クス、スペンサー・ディヴィス・グループましなどが好まれました。

  ビートルズは、デビュー前は正反対のロッカーズファッションをして
いましたが、マネージャーの指示によりモッズファッションでデビュー
したという事実もあります。

  モッズは深夜営業のクラブに集まり、ドラッグをきめ、ダンスに興じ
たりその衣服を見せ合ったりしました。

彼らの多くはランブレッタやベスパといったスクーターを移動の手
段としましたが、それは、エンジンが剥き出しのバイクではスーツが
汚れてしまうため。

  これらのスクーターは初めシンプルに乗られていましたが、やが
て多くのライトやミラーで飾り立てられるようになり、極端な場合は、
すべてのボディパーツを取り払った骸骨のようなモノも見られました。

  真相は不明ですが、モッズは当時もう一つのライフスタイル支持
者ロッカーズと対立しているという噂が広まり、メディアもそれを書き
たてました。

  そのため64年、海辺の行楽地において、そういった新聞記事を
読んだキッズたちによる乱闘事件が発生、彼らの対立はアンソニー
・バージェス 『時計仕掛けのオレンジ』 に大きな影響を与えることに。

  その後モッズは、60年代末期から変質していくことになります。

  やがて 「スキンヘッズ」(スキンズ) と呼ばれるようになる彼らは、
髪をさらに短く丸坊主にし、音楽はディープなレゲエ、ドクターマー
チンのブーツにベンシャーマンのシャツを身に着けるようになって
いきました。



【 666 】

さて次は、ルイスレザーを援助して復活のするチカラを与えたと言わ
れる、コチラもロック系ライダースを代表する 「666 」。

  このブランドは 1985年大阪でオープン。 広くイギリスの服を輸入し
て販売するショップとしてスタートしました。

  87年、東京原宿店がオープン。 この頃からオリジナルの革ジャンを
続々と発表。 海外ブランドとのコラボも始まります。

  2000年にはネットショップもオープン。 現在まで多くの革ジャンを世に
送り出し、その間多くのミュージシャンからの支持を獲得。

97年から作られているカタログは現在 「vol. 28」 までになっています。
価格は、下は65000 円ほどで、馬革になると100000 円ほど。 ルイス同
様、色も豊富です。 


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【 ベイツレザー 】

  「RJ の歴史」 にでてきたベイツレザーのジャケットについて。

  現在ベイツはレーシングタイプのジャケットしか販売しておらず、
種類もそれほど多くないのであまり一般的ではありませんが、よくよ
く見てみるとカッコイイです。

  歴史のあるブランドにもかかわらず、安価なのが魅力で、気軽に
買うことができるジャケットです。

  1着はこういうプリントの多いタイプもいいのではないでしょうか?
僕も1着欲しくなりました。


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  上の2種類は 35000 円ほど。 下の2種類は 53000 円ほど。


  「遊び感覚」 と割り切って、下のようなフェイクレザーでもいいか
もしれません。 見たカンジ、ほとんど本物と区別がつきません。
25000 ~ 28000 円ほど。


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 【 ラングリッツ 】

  さて、トリを務めるのが 「キング・オブ・ライダースジャケット」 と呼
ぶにふさわしい老舗ブランド、ラングリッツ。

1947年、バイク狂と言われたロス・ラングリッツ がオレゴン州ポー
トランドでひとりで始めたレザー工房 「スピードウェイ・タッグス」 がそ
の前身。1950年に 「ラングリッツ・レザーズ」 という名称となった。

  設立当初より 「第二の肌のようなフィット感と防備性」 をコンセプト
にカスタムメイドを貫いている。

12ヶ所に及ぶ採寸は設立時から現在まで変わっておらず、そのク
オリティを維持するため、1968年頃以降は 「1日6着」 という生産ペ
ースを固持している。

  ブランドのネームバリューやデザイン的な付加価値を除いた、純粋
に革と作りのクオリティーによる価格としては、おそらく最高峰に位置
しているブランド。

  カウハイドとゴートスキンが基本で、一部の例外を除きホースハイド
による製作も可能。 それぞれ、Light, Middium, Heavy Weight の
中から素材とする革を選びます。

  バイクに乗ることを前提としているため牛革は大変に重く、Middiu
m Weight であっても、エアロレザーの分厚いホースハイドよりもヘビ
ーだといいます。

  しかし一方で、山羊革の方はとても軽く、最初からナイロンジャケッ
トのように着やすいといいます。

  革によってホントにそれほど違うのか? とも思いますが、これはど
ちらも実際にオーダーしたオーナー自身の感想です。

  代表モデル 「コロンビア」 の現在の基本本体価格は 262500 円。

  プラス、ディテールと各種パーツを選択することによりオーダーを
決定していきます。

  最近、基本価格が5 万円ほど下がったようでが、最終的な値段は
あまり変わらないようです。


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       センターファスナータイプもあります・。



  そのほか、レーシングスタイルを意識し、装飾を省いたシンプルなカラ
ーの 「キャスケイド」。


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  「ティンバーライン」 はもともとウェスタンスタイルのシャツジャケット
ですが、シングルのセンターファスナータイプとしてさまざまに発展させ
ることができます。


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  このブランドの特徴として、広い面積にわたってスクエア型のパット
を取り付けることができます。 まさに 「究極のライダースジャケット」。


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     New20Price20Columbia2006.jpg


  ほかにも、「ビンテージ・ライン」 といって、40年代、50年代のレプリ
カタイプの注文もできるようです。

  この頃のラングリッツはホースハイド製がほとんどで、ファンにはと
ても人気があり、一部鹿革製のジャケットもつくられていたようです。

  下の画像ベージュのモノが歴代ラングリッツの中でも最もレアな鹿
革。 現在でも同じものが注文で作れるようです。


 elkskin01.jpg goatskin_dress_collar_cascade_s01.jpg
 horsehidecolumbia02.jpg goatskin_k9_s01.jpg
 

  ラングリッツでジャケットをつくる場合、安く済ませたければ25万程度、
デザインを工夫したりパットをたくさん付けたり、オプション部分にこだわ
った場合、35万~45万円ほどで作ることができるようです。

  下の図くらいシンプルで短めのモノなら、街着としてもぜんぜんOK !
このような仕様であれば、値段もそれほど高くならないと思います。


     imagesCAD7M8S0.jpg



 ⑤.[革」 について理解しよう (上)    
http://perfect-news.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06-4




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