ジーンズ／ズボンのヒザが出る 【 言葉の意味 ＆ 予防と対策 】

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　 現在、“ヒザが出る” という言葉が検索ワードの上位にランキングされ
ています。

　フジテレビの 「ジェネレーション天国」 で、「いまの若者には “ひざが出
る” という言い方は通用しない」 というカタチで取り上げられたのが原因
のようです。

　ツイッターなどを見てみると、この言葉を知っている人と知らない人の
割合は５分５分、あるいは知らないという人の方が若干多いという印象
をうけます。

　このような状況を鑑みて、僭越ながら、“ヒザが出る” の意味とその周
辺のことを説明させていただきます。

　大まかな結論からいうと、これはズボンのシルエットに関するコトバで、
ひざが出てしまうとズボンのシルエットがきたなくなるということです。


　　　


　ズボンのシルエットについて、理想をいうと、上から下まで一直線にス
ーっと伸びている状態、極端にいうと、裾が地面とつながって見えるよう
な状態がいちばんキレイに見えます。

　このとき、ズボンがヨコに広がっているのではなく、タテながになってい
る状態、つまり正面から見た場合にヨコ幅が狭く見える状態の方がキレ
イに見えますし脚が長く見えます。

　ひざが出てしまうの真ん中（折り目）の部分ならまだいいのですが、ひ
ざを曲げたときに圧力がかかるのは前側の生地の中心ではなく、中心
よりも外側の部分（折り目よりも外側）なので余計にシルエットゆがんで
しまうわけです。

　ですが、ズボンをはいていてヒザを曲げないわけにはいかないので、
ある程度ひざが出てしまうのはやむを得ません。

　予防対策としては、正座をしたりしゃがんだり、ヒザに思い切り圧力が
かかるような姿勢はなるべくとらない。

　また、ヒザを曲げる場合に、ひざの部分の生地を少し外側にズラして、
圧力がかかるポイントがヒザの中心部分、 もしくは中心よりも内側にな
るようにする。

　これはつまり、出っ張っている部分の面積を広げることによってその分
目立たなくなるということです。 見た目的には、これだけでもけっこう効果
があります。

　しかし、イロイロと気をつけていても履いているうちに多少はヒザの部
分が伸びてしまいます。 どうしても気になる場合は、もとに戻す方法とし
て次の作業をします。

　まず、生地を裏返しにします。 そしてヒザの部分に霧吹きをしてからア
イロンをかけます。 これだけでほとんど元に戻りますが、完全に伸びき
ってしまう前に行うとより効果的です。

　ちなみに、一部のカーゴパンツではこのことを考慮してヒザの部分の生
地を多めにとっているモノもあるようです。 下の４分割の画像の右下の部
分、その下の全体像でも確認できると思います。


　　　　　　　　　　　


　ズボンのシルエットを左右するもう一つの要因として “生地の柔らかさ”
があります。

　ジーンズを例にとるとわかりやすいと思いますが、買ったばかりのときは
生地が硬くてゴワゴワです。 その後はいていくにしたがって生地は柔らか
くなっていきます。

　ですが、圧力がかからないひざから下の部分については、履きこんでも
あまり柔らかくなりません。 ジーンズで、ひざより上はフニャフニャになって
いるのにひざ下の部分はゴワゴワのまま固まっているというパターンです。

　この状態も、シルエットがキタナくなる要因の一つです。

　これに対処するにはどうすればいいか？

　答えは、かなづちなどでその部分を叩くことです。 木槌など、ヘッドの部
分が若干大きいものだとさらにいいのですが、もしなければ金槌でかまい
ません。

　もしくはベットの上など、すこし柔らかいものの上に置いて、硬いままの
その部分を何度も何度も踏みつけるという方法もあります。

　そこまでやるかどうかは別にしても、かなりの効果があります。 また、これ
は革ジャンにも応用できるやり方です。

　服装について、シルエットという要素は全体の印象をかなり左右するもの
だと思いますし、ジーンズでヒザが出ていると、なんとなく不潔な感じがする
というのもあると思います。

　今までまったく気にしていなかってという方は、ときどき気になさってみて
はいかがでしょうか。

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タグ：結婚式 膝が出る 正座 膝が出る