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2013年8月18日 桜島大噴火 & 桜島についての解説  【動画&画像】 [ニュース]

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  【噴火場面のニュース動画と画像】 8月18日夕方、鹿児島桜島で巨大
な噴火が起きて、噴煙が高さ5000メートルまで上昇し、火山灰が市街地
に降りました。

 今回噴火したの桜島の昭和火口で、高さ5000メートルの噴煙が確認さ
れたのは気象台が昭和30年に観測を始めてから初めてのこと。 また、噴
火に伴って、小規模な火砕流が火口の南東およそ1キロまで流れ下ったの
が確認されました。


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 気象台は、交通機関への影響や農作物の管理などに注意を呼びかけ、
さらに今も火山活動に注意するよう訴えています。

 火山灰は北西の方向に流れて午後5時前には、鹿児島市の中心部付近
で降り始めました。市内は薄暗くなり、ライトをつけた車が火山灰を巻き上
げながら走っていました。


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 桜島は、ここ数年活発な活動が続き、今回の噴火でことしの桜島の爆発
回数は500回に達しました。

 気象台によりますと、これまでのところ、大規模な噴火が起きる兆候は
見られないということです。

 ただ、地下深くにある「マグマだまり」 にはマグマの供給が続いていると
みられ、気象台は今後も火山活動に注意するよう呼びかけています。


 大量に降った火山灰の影響で鹿児島市内は薄暗くなり、視界が悪い状
態が続いています。

 NHK鹿児島放送局の周辺では、多くの人がマスクをしたりハンカチを口
に当てたりして、灰を吸い込まないようにしていました。

 通行する人たちは、「びっくりしています。目も開けられないです」 「急に
暗くなって驚きました。 口の中にも灰が入って、じゃりじゃりして不快です」
と話していました。  

 学者によると、「噴煙の高さだけを見れば火砕流を伴った平成21年4月
に起きた爆発的な噴火と同じ規模で、昭和火口の噴火としては最大級とな
っている。


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  今すぐに大正大噴火のような大規模な噴火をする兆候は見られないも
のの、桜島の地下ではマグマの供給が続いていて地面の膨張が続いてい
るため、今後の火山活動について注意が必要だ」 と話しています。    


【 桜島について 】

 桜島は、鹿児島県・鹿児島湾にある東西約12km、南北約10km、周囲
約55km、面積約77平方km の火山島。かつては文字通り島であったが
1914年(大正3年)の噴火により大隅半島と陸続きとなりました。

 桜島は地質学的には比較的新しい山である。 その山としての新しさ、有
史以来頻繁に繰り返してきた噴火の記録、現在もなお活発な活動を続けて
いる事実の全てが、学術的にも観光資源としてもたいへん重宝されており、
日本国内のみならず、世界的に有名な活火山となっています。

 人口は明治以前には2万人以上であったが、大正大噴火の影響で半数
以下の9000ほどに減少。その後も少しずつ減少しつづけ、2010年には
5600人に。


 有史以降、さまざまな書物に桜島ことが記されていますが、古くは 『神代
皇帝記』 や 『続日本紀』 などでは8世紀の噴火について述べられている。

 その後は、1468年の 「文明大噴火」 や 1779年の 「安永大噴火」 が有
名です。

 そして比較的近年では 「大正大噴火」 が有名。

 1914年(大正3年)1月12日に噴火が始まり、その後約1か月間にわた
って頻繁に爆発が繰り返され、多量の溶岩が流出しました。

 一連の噴火によって死者は58名に及びました。

 流出し溶岩流は桜島の西側および南東側の海上に伸び、それまで海峡
(距離最大400m最深部100m)で隔てられていた桜島と大隅半島とが陸
続きになりました。

 また、火山灰は九州から東北地方に及ぶ各地で観測され、軽石等を含む
降下物の体積は約0,6立方km、溶岩を含めた噴出物総量は約2立方km
(約32億トン、東京ドーム約1600個分)に達しました。

 噴火によって桜島の地盤が最大約1,5m沈降したことが噴火後の水準点
測量によって確認された。

 この現象は桜島北側の海上を中心とした同心円状に広がっており、この中
心部の直下、深さ約10kmの地中にマグマが蓄積されていたことを示してい。
ます。


 その後も桜島は現在に至るまで頻繁に噴火をくり返しており、数名の死者を
だすこともしばしば。

 2009年以降はとくに火山活動が活発になっていて、噴火の回数は、09年
548回、10年896回、11年996回、12年885回 となっていますが、これは
そのまんま観測が始まって以来のベスト4となっています。


【 生 活 】

 全島が火山噴出物で構成されているため生育に適する農作物は限られてい
る。 特産品として、かぶらを大きくしたような世界一大きい大根 「桜島大根」 と、
世界一小さなみかん 「桜島小みかん」 が有名。

 桜島の溶岩を利用した焼肉プレートが販売されている。また、土産物として
小瓶に詰めた火山灰が売られている。

 風によって火山灰が運ばれるため、近隣住民にとって風向きの情報は重要で
あり、1983年(昭和58年)から電話による天気予報(177)で桜島上空の風向
きに関する情報提供が始まった。

 その後、鹿児島県内のテレビ・ラジオ放送の天気予報においても桜島上空の
風向きの情報が流されるようになった。

 鹿児島市では、市街地を中心に多くの学校のプールには降灰時にも使用できる
よう、カーテン状の可動式の屋根が設置されている(好天時は屋根を開けて使用)。

 ただし、しばらくの間降灰が小康状態だったことと老朽化したことにより、撤去さ
れた学校もある。

 また、校舎には降灰時でも舎内の換気ができるように、廊下側の窓にフィルタ
ーが取り付けられており、教室内の換気扇には降灰の逆流を防止するカバーが、
換気扇の室外側についている。


 大隅半島など降灰量の多い地域には、雨樋の無い家屋が散見される。灰が雨
樋に詰まり雨水を吸収して固まると用を成さなくなるため、初めから設置していない。

 降灰時は霧の中のようになり視界が数十メートルになる場合があり、自動車の
場合ライトが必須になる。

 また、火山灰がフロントガラスに付着する際にはワイパーを使用するが、ワイパ
ーのスピードを考慮しないとフロントガラスに傷がついてしまう場合があるという。

 一定以上の降灰が確認されると、役所から家庭に克灰袋(こくはいぶくろ)が配
布される。家庭では降灰を克灰袋にいれ降灰指定置き場に置くと役所が回収する。
以前は 「降灰袋」 と書かれていたが、克服するという願いから現在は 「克灰袋」
と書かれている。


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