2013年7月22日 中国甘粛省地震 ~ 第1報並びに最新の報告 ~ [ニュース]
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中国甘粛(かんしゅく)省で7月22日に起きた地震についてのニュース第
1報と最新の続報です。 画像もあります。
《 まずは第1報から 》
中国国営の新華社通信によると日本時間の22日午前8時45分頃、中国
内陸部の甘粛省(かんしゅくしょう)付近を震源とするマグニチュード6.6の
地震がありました。 震源の深さは20キロと推定されています。
またアメリカの地質調査所によりますと、甘粛省付近でマグニチュード5.9
の地震が観測され、震源の深さは9キロと推定されています。 被害が出てい
るかどうかなど詳しいことは分かっていません。
この地震について、中国国営の中国中央テレビは、甘粛省の中心都市、蘭
州からの電話リポートで、「蘭州でも大きな揺れを感じた。震源に近い岷県と
(※)しょう県の境界辺りは電話が通じなくなっている」 と伝えました。
また、中国国営の新華社通信は、岷県の住民の話として 「木や建物が大き
く揺れ、強烈な揺れが1分間ほど続いた」 と伝えていますが、これまでのところ、
この地震による被害の程度は分からないとしています。
(※) しょうは、さんずいに章
《 続 報 》
22日の中国内陸部の甘粛省付近を震源とする地震の犠牲者はこれまでに
89人。 国営メディアは、習近平国家主席が人命救助を最優先するとともに余
震の観測態勢を強化して二次災害を防ぐことなどを指示したと伝え、政府が事
態を重視していることを強調しています。
国営の新華社通信が23日、甘粛省政府の発表として伝えたところによると、
この地震の犠牲者はさらに増えて95人となったほか、ケガ人は1000人を超
えています。
この地震により58万人が被災、約13万棟の家屋が倒壊し、自宅が潰れる
などした避難民が22万人に上っているとのこと。
震源地に近い永星村では、約150ある家の全てが倒壊するなどの被害を
受けたという。
国営の中国中央テレビは、地震の揺れで土砂崩れが起きた現場で軍の兵士
が生き埋めになっていると見られる人の捜索を行っている様子を伝えています。
また、中国地震台ネットワークセンター地震予報部の劉傑主任は、震源地付
近を含め内陸部を南北に走る地震帯が活動期に入っているとの見方を明らか
にした。
この地震帯では2008年5月に死者・行方不明者約8万7000人を出した四
川大地震(M8.0)が発生。 以降、10年4月に青海省で、今年4月には再び四
川省でM7.Oの地震があった。
劉主任は 「四川大地震以降、南北地震帯が活動期に入り、活動度は衰えて
いない」 と指摘。 同大地震の際に放出された巨大なエネルギーが、異なる断
層帯にも影響を及ぼし不安定にさせているとの見方を示した。
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中国甘粛(かんしゅく)省で7月22日に起きた地震についてのニュース第
1報と最新の続報です。 画像もあります。
《 まずは第1報から 》
中国国営の新華社通信によると日本時間の22日午前8時45分頃、中国
内陸部の甘粛省(かんしゅくしょう)付近を震源とするマグニチュード6.6の
地震がありました。 震源の深さは20キロと推定されています。
またアメリカの地質調査所によりますと、甘粛省付近でマグニチュード5.9
の地震が観測され、震源の深さは9キロと推定されています。 被害が出てい
るかどうかなど詳しいことは分かっていません。
この地震について、中国国営の中国中央テレビは、甘粛省の中心都市、蘭
州からの電話リポートで、「蘭州でも大きな揺れを感じた。震源に近い岷県と
(※)しょう県の境界辺りは電話が通じなくなっている」 と伝えました。
また、中国国営の新華社通信は、岷県の住民の話として 「木や建物が大き
く揺れ、強烈な揺れが1分間ほど続いた」 と伝えていますが、これまでのところ、
この地震による被害の程度は分からないとしています。
(※) しょうは、さんずいに章
《 続 報 》
22日の中国内陸部の甘粛省付近を震源とする地震の犠牲者はこれまでに
89人。 国営メディアは、習近平国家主席が人命救助を最優先するとともに余
震の観測態勢を強化して二次災害を防ぐことなどを指示したと伝え、政府が事
態を重視していることを強調しています。
国営の新華社通信が23日、甘粛省政府の発表として伝えたところによると、
この地震の犠牲者はさらに増えて95人となったほか、ケガ人は1000人を超
えています。
この地震により58万人が被災、約13万棟の家屋が倒壊し、自宅が潰れる
などした避難民が22万人に上っているとのこと。
震源地に近い永星村では、約150ある家の全てが倒壊するなどの被害を
受けたという。
国営の中国中央テレビは、地震の揺れで土砂崩れが起きた現場で軍の兵士
が生き埋めになっていると見られる人の捜索を行っている様子を伝えています。
また、中国地震台ネットワークセンター地震予報部の劉傑主任は、震源地付
近を含め内陸部を南北に走る地震帯が活動期に入っているとの見方を明らか
にした。
この地震帯では2008年5月に死者・行方不明者約8万7000人を出した四
川大地震(M8.0)が発生。 以降、10年4月に青海省で、今年4月には再び四
川省でM7.Oの地震があった。
劉主任は 「四川大地震以降、南北地震帯が活動期に入り、活動度は衰えて
いない」 と指摘。 同大地震の際に放出された巨大なエネルギーが、異なる断
層帯にも影響を及ぼし不安定にさせているとの見方を示した。
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