SSブログ

世界遺産登録後の富士山で事故相次ぐ ! !  山頂では初の死亡事故も ! ! [ニュース]

スポンサーリンク




 7月1日の山開きから2週間を経過した13日、世界遺産登録後はじめ
ての3連休を迎えた富士山には、予想された通り大量の登山客が訪れた。

 その結果、これまた予想された通り、多くの登山客にトラブルが発生し
救助を求めるケースが続出。


imagesCA02B1OS.jpg


 この事態に備えて、12日には県警山岳遭難救助隊が山頂駐留を始め
ていたが、連休中の3日間、まさに 「フル稼動」 する結果となった。

 連休初日の13日、最も登山者が多い富士宮口では山岳事故が相次ぎ、
5人がケガや体調不良で救助された。


imagesCA9CIFZB.jpg


 午前には、山頂で米国の女性テレビ局員(29)が体調不良で隊員に助け
を求め、同行下山した。

 また、7合目付近では横浜市の男性会社員(54)が転倒して足首を負傷。
大阪市の自営業男性(65)も過呼吸とみられる症状で歩行困難になった。

 2人は携帯電話で救助を要請。 ブルドーザーに乗って下山し救急車で病
院に運ばれた。

 午後に入っても救助要請は続き、9合目付近で愛知県の男性会社員(48)
が転倒して足首を骨折したとみられ、救急搬送された。

 新7合目付近では、家族と登山中に体調を崩した富士宮市内の女児(6)
を隊員が背負って下山することとなった。


R0021285.png


 マイカー規制された富士宮口の5合目には観光バスが次々に乗り入れ、
1000台分のスペースをもつ水ケ塚駐車場には、ピーク時には700台もの
バスが並んだ。

 今後も登山者の増加が予想される中で、富士山総合指導センターの担当
者は 「危険性を知り、事前にルートや天候などの情報を充分に収集してほ
しい」 と注意を呼びかけている。

 富士登山ナビゲーターの李小梶さんは 「麓までなら観光でいいが、頂上を
目指すならアドベンチャー(冒険)と考えるべき。 ステッキ、レインコートなどを
用意し、水分やエネルギーを補給するよう心掛けてほしい」 と登山者に自覚
を促した。


5166+7M-ZUL__SL500_AA300_.jpg tozanbook01-s.jpg


 連休の3日間に、登山客のトラブルのために救助隊が出動した事案は19
件に上ったが、 ちなみに昨年7月の3連休中の出動はわずか1件だった。

 県警によると、出動理由は高山病が13人で最多。 過呼吸が3人・骨折が
2人・捻挫が1人だった。 救助隊の応急救護や搬送を受けた人は11人で、
残る8人は要請後に回復し、自力で下山した。

 須走口の山小屋経営者によると、現在の例年にない混雑ぶりは、要因とし
て世界遺産登録に加えて、今年は山頂付近の雪が早く溶けたことにもある
という。

 明け方の山頂付近では登山者の渋滞が起きており、また、氷点下の寒さに
よる疲労を訴える人が多いという。


0.jpg


 20日午前8時頃、富士山頂で写真を撮影していた東京都杉並区の44歳の
男性が倒れて意識不明となり、同行の友人男性が110番した。

 同じく山頂に駐留する救助隊員が富士宮口5合目まで男性を搬送したが、
間もなく死亡した。

 富士宮署は持病の有無を含め、死因を調べている。

 男性は19日午後2時頃、友人の男性3人と須走口から入山し、20日午前0
時頃に登頂した。

 仮眠をとり、御来光を眺めた後、剣が峰(3776m)近くの撮影スポットに赴い
た。 登山歴は十数年で、装備に問題はなかったという。

 世界遺産に登録されて以降、富士山で登山者が死亡したのはこれが初めて。




スポンサーリンク<br />


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。