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2013年上半期のビール出荷量 “過去最低” が意味するコト [ニュース]

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 ビール大手5社が10日発表した2013年上半期のビール類の出荷量
は、前年同期比0・9%減の1億9929万ケースと、2年ぶりに前年実績
を下回るマイナスの推移となった。

 また上半期の実績としては、統計をとり始めた1992年以来最低を記
録した。

 しかし前年比については、2005年以降11年まで7年連続で過去最低
を更新しつづけ、12年にプラスに転じたものの再び下降したということな
ので、実際はここ10年ほど下がりつづけていると見た方がいい。

(※) ビール類 : ビール、発泡酒、第3のビール
1ケース : 大瓶20本
第3のビール : ビール、発泡酒とは別の原料、製法で作られた、
             ビール風味の発泡アルコール飲料の名称。

 4、5月は好天や日銀の異次元金融緩和策を導入後の景気回復への
期待感などからプラスとなったが、

 出荷日が前年より少なく、週末の悪天候が多かったことなどから落ち込
んだ6月や、大雪などの影響で伸び悩んだ1~3月のマイナス分を補えな
かった。

 上半期の出荷量の内訳は、ビールが1・9%減の9602万ケース。アサ
ヒビールの氷点下の温度帯で楽しむ「エクストラコールド」 など、各社の新
たな飲み方提案などで飲食店向けは好調で、外でお酒を飲む傾向が回復
しつつあると評価されている向きもある。

 しかし一方で、家庭用は有力ブランドの刷新などがあった昨年の反動減
などで苦戦した。

 メーカー別では、アサヒビールが37,1%で4年連続の首位となり、2位
のキリンビールは35%であった。

 発泡酒は6・3%減の2777万ケースだった。

 一方、各社の新商品が相次いだ第3のビールは2・7%増の7549万ケ
ースで、構成比は上半期として過去最高の37・9%(前年同期比1・3ポイ
ント増)と好調に推移した。

 この数字は、根強い消費者の低価格志向を反映した結果と見ることもで
きるが、一方では、休日の “プチぜいたく” としての高価格帯のビールが上
向いているほか、ギフト向け高級品の販売目標を上方修正するなど、ビー
ル需要にも変化の兆しが見られている。

 これはやはり、経済格差による二極化の表れであるといえるであろう。




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