秋山成勲 のはなし [格闘技]
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最近なぜだか秋山成勲（よしひろ）の名前が検索ワードの上位に入っていた
り、「秋山成勲 めちゃ好きやわ。 カッコいい」 なんていうユーザーのコメントが
出てていたりしますが、格闘技ファンの僕からすると 「なんだかな ～」 と思っ
てしまう。
まず、この人は韓国人だ。 べつに韓国人だから悪いとか、そういうつもりは
全くないが、いちおう知らない人のために。 ちなみに２００１年に帰化していて、
現在の国籍は日本。
まず、彼の来歴から紹介しましょう。
１９７５年、大阪で在日韓国人４世として生まれる。 父の影響で ３歳から柔
道を始める。 柔道で、清風高校から近畿大へ進んだ。
卒業後韓国に渡り、市役所に勤務しながら柔道で韓国代表としてのオリンピ
ック出場を目指して練習していたが、韓国での僑胞への差別が強く韓国代表と
なるこをあきらめ２００１年に日本に帰国。 帰化して秋山成勲と改名した。 もと
もとの名前は成勲（チュ・ソンフン）。
しかし、結局オリンピック出場という夢は叶わず、その後プロ格闘家に転向す
る。 Ｋ-１ ＦＥＧと契約を結んで Ｄｙｎａｍｉｔｅ や ｋ－１ＭＡＸ に出場し、その後０６
年､ＨＥＲＯ’Ｓライトヘビー級トーナメントで優勝。 大晦日の桜庭和志戦の権利
を得た。
そして秋山は、この桜庭との大晦日対決において信じられないような大失態
を犯すことになる。
ご存知の方も多いと思うが、秋山はこの試合、自らのからだ中にワセリンクリ
ームを塗って戦ったのだ。 ワセリンというのは、例えば病院で座を使う場合など
に用いられるクリームで、そのスベリ感はハンパではない。
対戦相手の桜庭は試合の中ですぐにそのことに気づき、「すべる、すべるよ ! 」
と大きい声でレフリーにアピール。その後コーナーに立ち止まってレフリーにタイ
ムを要求した。
この時点ですでに桜庭選手は戦意を喪失していた（悪い意味での戦意喪失で
はなく、「反則なんだからこんな試合続けても仕方がない」 ということ） のだが、
レフリーには認められず、一方の秋山は、ここぞとばかりに猛烈に桜庭に襲いか
かり、一方的に桜庭をなぐり続けた。
その時点でレフリーが試合を止め、秋山のＫＯ勝ちという判定ということになる
が、桜庭は 「なんで？なんでそうなるんだ？」 とレフリーに激しく抗議し始めたが、
秋山の方は勝利のガッツポーズをしてリング下で清原和博と抱き合い、そのあと
すぐに引き上げてしまった。
・・・・・・ これは格闘技ファンの目からしても、それに常識で言っても、あまりに
考えられない暴挙だ。 まず、こんなコトをしてバレないはずはない。 そして、もっ
と大きいのは、これは大晦日のゴールデンタイム、紅白の裏番組である。 日本
中がテレビを楽しんでいる、いわば国民的時間だ。 そんな舞台で こんな汚いチ
ープなことをされたら、見ている方の大晦日気分は台無しになってしまう。
その後しばらくの間、秋山はとぼけ続けていた。 「いやー、僕はあぶら性なん
でぇー」。
しかしその後、ＦＥＧ 側による調査によって “秋山が試合前に自分の体に自ら
クリームを塗っている決定的な場面” が控え室の監視モニターに映っていたとい
う決定的な証拠が見つかり、秋山もようやく自分の反則行為を認めたため、ＦＥＧ
は秋山選手に対して無期限試合出場停止の処分を課した。 普通なら永久追放
でもおかしくないところだ。
そして１年後の大晦日、プライド代表の三崎和宏との対戦となるのだが、この
へんの詳細については、またべつの機会に。
それよりも、秋山は、なんと柔道時代から同じことをやっていたようで、２００３年
の世界柔道において、対戦相手のフランス、モンゴル、トルコの３選手から 「柔道
着がやたらとすべる。 おかしい」 と抗議を受けていたという。
複数の対戦相手がこのような抗議をするというのは、史上初のことであるという。
このときも秋山は「洗ったばかりなので少し石鹸が残っていたのではないか」 と
弁明していたという。
また、日本に帰化したあと、釜山アジア大会に出場して優勝した際、韓国のマス
コミ に対して 「柔道のために日本国籍を取得したが、私は永遠に韓国人だ。 私を
応援してくれたすべての同胞たちに感謝する」 というコメントを発表したが、そのズ
レた発言のよって、かえって韓国マスコミから批判、大バッシングを受けたという。
２００９年にはアメリカＵＦＣに移籍したが、そこでも全く結果を残せてはいない。
しかし、石沢常光、永田克彦、柴田勝頼という有名選手に勝利しているという事
実もある。格闘技ファン目線で言っても、日本人の中では相当強い方だとは思い
ます。
ちなみに、西麻布酒豪つながりとして、市川海老蔵や伊藤英明、関東連合のメン
バーらと交流があるようだ。
２００９年、モデルのＳＨＩＨＯと結婚した。
でも、僕はあまり好きではありません。
以上です。
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最近なぜだか秋山成勲（よしひろ）の名前が検索ワードの上位に入っていた
り、「秋山成勲 めちゃ好きやわ。 カッコいい」 なんていうユーザーのコメントが
出てていたりしますが、格闘技ファンの僕からすると 「なんだかな ～」 と思っ
てしまう。
まず、この人は韓国人だ。 べつに韓国人だから悪いとか、そういうつもりは
全くないが、いちおう知らない人のために。 ちなみに２００１年に帰化していて、
現在の国籍は日本。
まず、彼の来歴から紹介しましょう。
１９７５年、大阪で在日韓国人４世として生まれる。 父の影響で ３歳から柔
道を始める。 柔道で、清風高校から近畿大へ進んだ。
卒業後韓国に渡り、市役所に勤務しながら柔道で韓国代表としてのオリンピ
ック出場を目指して練習していたが、韓国での僑胞への差別が強く韓国代表と
なるこをあきらめ２００１年に日本に帰国。 帰化して秋山成勲と改名した。 もと
もとの名前は成勲（チュ・ソンフン）。
しかし、結局オリンピック出場という夢は叶わず、その後プロ格闘家に転向す
る。 Ｋ-１ ＦＥＧと契約を結んで Ｄｙｎａｍｉｔｅ や ｋ－１ＭＡＸ に出場し、その後０６
年､ＨＥＲＯ’Ｓライトヘビー級トーナメントで優勝。 大晦日の桜庭和志戦の権利
を得た。
そして秋山は、この桜庭との大晦日対決において信じられないような大失態
を犯すことになる。
ご存知の方も多いと思うが、秋山はこの試合、自らのからだ中にワセリンクリ
ームを塗って戦ったのだ。 ワセリンというのは、例えば病院で座を使う場合など
に用いられるクリームで、そのスベリ感はハンパではない。
対戦相手の桜庭は試合の中ですぐにそのことに気づき、「すべる、すべるよ ! 」
と大きい声でレフリーにアピール。その後コーナーに立ち止まってレフリーにタイ
ムを要求した。
この時点ですでに桜庭選手は戦意を喪失していた（悪い意味での戦意喪失で
はなく、「反則なんだからこんな試合続けても仕方がない」 ということ） のだが、
レフリーには認められず、一方の秋山は、ここぞとばかりに猛烈に桜庭に襲いか
かり、一方的に桜庭をなぐり続けた。
その時点でレフリーが試合を止め、秋山のＫＯ勝ちという判定ということになる
が、桜庭は 「なんで？なんでそうなるんだ？」 とレフリーに激しく抗議し始めたが、
秋山の方は勝利のガッツポーズをしてリング下で清原和博と抱き合い、そのあと
すぐに引き上げてしまった。
・・・・・・ これは格闘技ファンの目からしても、それに常識で言っても、あまりに
考えられない暴挙だ。 まず、こんなコトをしてバレないはずはない。 そして、もっ
と大きいのは、これは大晦日のゴールデンタイム、紅白の裏番組である。 日本
中がテレビを楽しんでいる、いわば国民的時間だ。 そんな舞台で こんな汚いチ
ープなことをされたら、見ている方の大晦日気分は台無しになってしまう。
その後しばらくの間、秋山はとぼけ続けていた。 「いやー、僕はあぶら性なん
でぇー」。
しかしその後、ＦＥＧ 側による調査によって “秋山が試合前に自分の体に自ら
クリームを塗っている決定的な場面” が控え室の監視モニターに映っていたとい
う決定的な証拠が見つかり、秋山もようやく自分の反則行為を認めたため、ＦＥＧ
は秋山選手に対して無期限試合出場停止の処分を課した。 普通なら永久追放
でもおかしくないところだ。
そして１年後の大晦日、プライド代表の三崎和宏との対戦となるのだが、この
へんの詳細については、またべつの機会に。
それよりも、秋山は、なんと柔道時代から同じことをやっていたようで、２００３年
の世界柔道において、対戦相手のフランス、モンゴル、トルコの３選手から 「柔道
着がやたらとすべる。 おかしい」 と抗議を受けていたという。
複数の対戦相手がこのような抗議をするというのは、史上初のことであるという。
このときも秋山は「洗ったばかりなので少し石鹸が残っていたのではないか」 と
弁明していたという。
また、日本に帰化したあと、釜山アジア大会に出場して優勝した際、韓国のマス
コミ に対して 「柔道のために日本国籍を取得したが、私は永遠に韓国人だ。 私を
応援してくれたすべての同胞たちに感謝する」 というコメントを発表したが、そのズ
レた発言のよって、かえって韓国マスコミから批判、大バッシングを受けたという。
２００９年にはアメリカＵＦＣに移籍したが、そこでも全く結果を残せてはいない。
しかし、石沢常光、永田克彦、柴田勝頼という有名選手に勝利しているという事
実もある。格闘技ファン目線で言っても、日本人の中では相当強い方だとは思い
ます。
ちなみに、西麻布酒豪つながりとして、市川海老蔵や伊藤英明、関東連合のメン
バーらと交流があるようだ。
２００９年、モデルのＳＨＩＨＯと結婚した。
でも、僕はあまり好きではありません。
以上です。
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