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帝人 リストラについての面白いはなし! [企業・ビジネス]

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  繊維の名門、帝人が苦境に立たされている。 高機能繊維をはじめとする素材
事業の採算が軒並み悪化し、平成25年3月期の連結最終損益は赤字に転落。
同社はコスト構造の改善に向け、主力の炭素繊維、アラミド繊維事業の生産設備
と人員のリストラに着手した。

 「脱繊維」 を合言葉とした合繊各社の経営多角化戦略が進む中、帝人は堅実な
経営で東レに次ぐ国内業界2位の地位を築いた優等生。目算が外れた背景には
何があったのか。

 具体的には、米テネシー州の炭素繊維工場やオランダの繊維生産ラインなどを
縮小する予定だという。 その分を、今後需要拡大が見込まれる自動車向けの部
材の供給へと振り向けるという。

 今回もう一つ誤算だったのは、米国の財政再建に伴う防衛費削減により、防弾チ
ョッキなどに使用されるアラミド繊維の需要低迷だという。 欧米の自動車関連用途
品が年度後半から減退したことも追い討ちをかけた。

 長期的に見ると、平成24年~28年までの中期計画と、32年頃までを視野に入
れた長期的展望を抱き合わせた「中長期経営ビジョン」 において、帝人は強気の
目標を掲げたが、思惑通りにはいかなかったという。 業績不振を受けて、6月末ま
でに計画を下方修正するという。

 また、証券アナリストは別の観点からこう指摘する。 『素材事業は少しでも景気に
左右されないよう、消費者に近い川下産業との連携を強化させる必要があります。
素材メーカーは技術力や開発力はあるものの、消費者との距離が遠くそのニーズ
をつかみにくいという面があるのです。

 川下産業と組むことで、素材を開発した素材を、消費者のニーズに合った製品に
確実に投入できる仕組みを作れば、利益率の向上、安定的な収入の確保につなが
ります』

 帝人は実際、このような方向に動いているという。 近年消費者の側では 「着火し
ても燃え広がりにくいコタツ布団」や、「節電効果のある遮熱レースカーテン」 を求
める声があり、帝人は、家具チェーン店ニトリとの共同開発事業を立ち上げ、社内
に 「ニトリプロジェクトチーム」 を新設して商品開発に取り組んでおり、いま挙げた
商品をはじめ、年間2~3の新商品を誕生させているという。

 現在でも従来どおり繊維中心の事業を守り続けている数少ないメーカーとなった
帝人でであるが、名門メーカーのこのような新しい取り組みは、業界の注目を大い
に集めそうである。

 ・・・・・・ これは蛇足なのですが、僕個人の意見をひとつ言わせてもらえば、帝人
というメーカ名(ロゴも含めて)はあまりにも古臭いのではないでしょうか? 僕はずっ
と前から帝人が出している洋服をときどき買っていたのですが、帝人はすでに20年
以上前から古臭いイメージがありました。

  ほかの洋服メーカーが次々と新しくてカッコいいブランドやロゴマークを開発する
中で、帝人は常に帝人のまんま。 なんとなく奇異な感じさえありました。 やはり、フ
ァッションなどにも関わるメーカーであるならば、そこらへんのコトも大事なのではな
いでしょうか?




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