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昌丸 佐世保  【5月30日の事故 5月31日の自殺】  硫化水素をナットク解説! [ニュース]

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 30日午前9時20分頃、長崎県佐世保市干尽(ひづくし)町の水産加工
会社 「昌丸」 佐世保営業所の従業員から 「作業中の同僚2人が倒れたと
119番通報があった。

 消防が駆けつけたところ、男性従業員3人が倒れていた。 3人とも市内
の病院に運ばれたが、1人が死亡、2人が意識不明の重体となっている。

 県警佐世保署によると、死亡したのは同社社員である和田勝美さん(42)、
重体が蛭子谷省さん(59)、浦和晴さん(46) だという。

 消防局などによると、この会社は市場で仕入れた魚などを養殖用の餌に
加工しているというが、当時、魚などを洗ったあとの汚水を一時的に溜めて
おく地下タンク定期清掃中であったという。 タンクの中に入って作業をして
いた1人が最初に倒れ、助け出そうとした2人も次々に倒れたという。

 事故当時、タンクにはウロコなど魚の汚物が残っていたという。 現場で
は汚泥などから発生することがある有毒ガスの硫化水素が検出されており、
吸い込んだ可能性があるという。

 続いて31日、昌丸佐世保営業所の工場長(64) が、午前7時頃、営業所
近くで首をつって亡くなっているのを男性が発見し、110番通報した。

  同署によると、事故のあった昨日午後から工場長に署内で事情聴取を
行ない、その後、署の幹部が自宅まで送り届けたという。 遺書が見つかっ
ているが、それについては答えられないという。


 硫化水素とは、硫黄と水素の無機化合物であるが、無色透明で腐卵臭を
もつという。 空気より重く、下方に溜まりやすいという性質がある。

 独特の強い匂いを放つが、臭覚を麻痺させる作用がある。 したがって、
濃度が致死量を超えていても知覚できないケースがある。 濃度が高ければ、
即死に至ることもある。

 また、その特徴として深刻な二次被害をもたらす場合がある。 急性中毒者
を助けようとする試みが致命的なものになる可能性がある。

 ・・・・・・ 今回は、まさにこのケースだと思われます。 同様の会社において
は、作業員に対する適切な指導が求められます。

 なお、2007年以降、その高い致死性から、自殺の手段として用いられる
ケースが急増し、社会問題となってもいるようです。 
 



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