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ミーアキャットとは? とっても面白い習性です! [動物]

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 ミーアキャットは、ネコ目マングース科スリカータ属に分類される肉食類
です。 本種のみでスリカータ属を形成しています。

 生息地域は、ナミビア、ボツワナ南部、南アフリカ共和国。

 体長は25~31cm。 尾の長さ17~25cm。 体重は0.6~1kg。


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 ミーアキャットについての生態については、いまだわかっていない部分
が多いのですが、わかっている範囲を以下でご紹介します。

 彼らは2頭~40頭ほどの群れを作って生活しています。 その中で、1組
の優位オスと優位メスのみが繁殖活動を行い、その子供たちは劣位固体と
なります。

 劣位固体は、優位個体である子供のために餌を運んだり、子守をしたり、
授乳するなど子育てを自発的に手伝うヘルパーとなって、繁殖はしません。
したがって、彼らの群れは基本的に血縁個体からなる家族集団です。

 このように、親以外の個体が子供の世話をするというのは「協同繁殖」 と
呼ばれており、多くの鳥や哺乳類で見られることです。

 劣位個体は、妊娠後期から出産までの期間、優位メスに対して頻繁に服
従行動 (お辞儀、ハイピッチな音声、毛づくろい) をするようになります。 こ
のような行動は年長のメスにおいて顕著です。

 また同時に、妊娠後期になると、優位メスは劣位メスを攻撃し、次々に群
れから追い出してしまいます。このような行動は、繁殖をめぐる葛藤や動揺
を反映したものだと考えられていますが、詳しくはわかっていません。


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 みなさんもご存知のように、毛づくろい行動には社会的な意味があります
が、それ以前に、衛生的な意味ももちろん含まれており、寄生虫対策として
効果があります。

 ミーアキャットを研究する学者さんによれば、個体同士の攻撃行動は、時
間やエネルギーのロス、また社会的関係の損傷など高いコストが含まれま
す。 これに対して、霊長類や一部の哺乳類では「仲直り行動」 が見られる
らしいのですが、ミーアキャットにはそのような行動は見られないとのこと。


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 学者さんは 「しかし、優位メスの攻撃についての代償にあたる行動が 何
か必ずあるはずなので、現在はそこに注目しています」 と語ります。

 小さい動物ではありまが、その社会的な行動は複雑に絡み合っているの
だそうです。 しかし その向いている方向は霊長類とはまったく違うといいま
す。

 私たちが彼らの生活を拝見することで、なにか参考にさせていただくよう
なものが見つかるでしょうか?

 ・・・・・・ というか、すごくカワイイです!




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