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標準時 2時間早く それってどういうこと? [ニュース]

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 東京都の猪瀬直樹知事は、22日の政府の産業競争力会議で、日本の「標準時」
を2時間早くすることを提案する。 東京の金融市場が始まる時間を世界で最も早く
することで、金融機関の拠点を日本に置く動きを促すことが狙いだ。 政府は6月に
まとめる成長戦略に盛り込むことを含めて検討に入る。

 日本の標準時は1886年(明治19)年に定めて以来変更していない。 しかし海外
ではシンガポールが1982年に標準時を早めるなど、政府の判断により標準時が
変更された例はある。

 東京の標準時が2時間早まれば、外国為替市場などが世界でいちばん早く開くこ
とになり、世界の金融市場で東京の存在感が高まるという。

 「標準時(Standard time)」 とは、ある国または地域が共通で使う地方時のことを
いう。 地方標準時と呼ぶこともある。 共通の標準時を使う地域全体を 「標準時間帯」
「時間帯」 「等時帯」 「タイムゾーン」 といい、その地域の標準時を示す際には協定
世界時(UTC) との差で示すことが多い。

 標準時が定められるまでは、各地域はそれぞれに太陽の位置を基準にした独自
の時間基準を使っていた。 しかし、鉄道が誕生して人々が短時間で広範囲に移動
できるようになると定期的に時間を合わせる必要がでてきた。

 この問題を解決するために、ある地域内ではすべての時計に同じ時刻を用いると
いう 「鉄道時間」 の仕組みがイギリスで生まれた。 これがその後「標準時」 と呼ば
れるようになっていく。

 標準時の考え方が世界全体に適用されるようになると、世界は経度15度の範
囲をカバーする「時間帯 (タイムゾーン)」 に分割されるようになった。 この時間帯
に属する時計はすべて同じ時刻に合わされ、隣り合う時間帯の差は1時間とされた。

 そして、1884年の国際子午線会議において、イギリスの王立グリニッジ天文台
の平均太陽時が基準時として選ばれることとなり、このグリニッジ平均時を基準に
世界各地の時計を合わされるようになっていった。

 標準時の決定というのは、サマータイムの導入なども含めて昔から極めて政治
的な問題であり、過去には、政治的に変更された標準時が、その後民衆の不満
によって元に戻されるケースもあったようだ。


 ・・・・・・ ところで、標準時を変更するというのはちょっとわかりにくいが、結局は
どういうことなのだろうか?

 まず、その地域における太陽の運行自体が変わるワケではない。 これは当たり
前。 そうではなくて、結局、数字で表される表示としての時間だけが無理やりずら
されるということだ。
 
 これでもまだわかりにくいと思う。

 つまりは、今現在日の出の時刻が午前6時だとする。 それを2時間ずらすと、日
の出のときが午前8時に変更される。 仮に、午前8時30分に学校が始まるとする
と、生徒たちは日の出の瞬間の頃に家を出なくてはならなくなるということだ。

 猪瀬さん、ホントにこんなコトするんですか?
 



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