藤崎靖彦 逮捕

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　福岡県中間市職員らによる生活保護費の不正受給事件で、福岡県警は１９日、詐欺
の疑いで、新たに同市職員で生活保護費の支給担当であった藤崎靖彦容疑者 (44)
を逮捕した。

　県警によると、藤崎容疑者は２０１０年から１１年にかけて 中間市職員田中道被告(40)
らと共謀し、担当する２人の女性の生活保護費を不正に増額させるため、申請の内容を
偽るなどして生活保護費５６万円をだまし取ったという。

　藤崎容疑者は、田中被告と同じく中間市のケースワーカーをしていたが、田中被告か
ら引き継ぐ形でそれらの女性を担当することになり、その生活実態を確認せずに不正受
給に加担したとみられている。

　調べに対して藤崎容疑者は、「間違いない」 と容疑を認めているという。


　市職員から３人目の逮捕者が出たことを受けて、松下俊男市長ら市の幹部が２０日に
記者会見をした。 その中で松下市長は「責任を痛感している。残念でならない」 と陳謝し
た。

　この会見には市の幹部８人が出席し、全員が頭を下げた。 松下市長は「徹底的にウミ
を出し切りたいとの思いから警察の捜査に協力してきた結果、今回の逮捕につながった」
「職員を信頼しすぎていた。 手口が巧妙だったとはいえ、まさに管理体制がなってなかっ
た」 と無念の思いを語った。 一方で、責任のとりかたについては具体的な発言はなく、来
月の市長選には予定通り出馬する意向を示した。

　藤崎容疑者は、プロ野球・巨人の元外野手。 豊国学園から新日鉄八幡を経て、１９９０
年ドラフト３位で指名され入団。 しかし、１軍に上がることなく２間年で引退した。

　 その後 ９４年に市に採用されたが、田中被告とは福祉事務所保護課の同僚で、職場の
野球チームでも一緒であった。

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タグ：藤崎靖彦　詐欺 藤崎靖彦　中間市