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アンジェリーナ・ジョリー 乳がん 乳房切除 口臭 ダブルマステクとミー [ニュース]

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 以前、アンジェリーナ・ジョリーが、バレンタインのプレゼントとして婚約者のブラッド・ピット
から 「ブレスミント」 つまり口臭予防剤を贈られたという話があった。 ブラピとしては、これ
はもちろんジョークのつもりなんだろうけど、その話を聞いて「やっぱり日本人とは感覚が違
うんだな~」 と思った人も多いと思う。

 さて、今回のこの2人についてのお話は、打って変わってもっとマジメなお話です。

 アンジェリーナさんが、自らの身体に、乳がんのリスクを高める遺伝子の異変が見つかっ
たため、その予防措置として両方の乳房を切除する手術を受けたということを14日付ニュ
ーヨークタイムズへの寄稿文で告白した。

 同紙によれば、彼女は医師から 「乳がんになる可能性が87%」 であると伝えられ、その
結果治療をを決断したという。 母親ががんで10年間闘病生活を送り、56歳で他界したこと
も影響したといわれている。 2月に切除し、2ヵ月後に乳房の再建手術を受けた。 夫のブラ
ッド・ピッドが治療に付き添ったという。

 彼女は、手術によって乳がんになる可能性が5%未満まで低下したことを強調した。 公表
した理由については、「私の経験が他の女性に役立てばと思った」 と語った。


 母をがんで亡くしたアンジーが遺伝子検査を受けたところ、このままだと 87%の確立で
乳がん、50%の確立で卵巣がんになるという結果が出た。 逆に言えば、乳がんにならない
確率はわずか13%しかないということになる。

 これを自分に置きかえて考えるてみると、やはりショッキングな結果であると思われる。 選
択の余地はないであろう。 シビアに言えば、「命かもしくは女性のシンボルか、どちらか一方
を選べ」 ということだ。 その不安と恐怖は計り知れない。 切除したあと、心身ともに自分が何
変化してしまうのではないか? また、夫のブラピに対しての申し訳ないという気持ちもあるだ
ろう。

 しかしアンジーにとって、すぐに乳房が再建できるということが決定的に大きいであろう。 こ
こで疑問に思うのが、彼女のようなセレブでなくても、乳房の再建というのは一般人にも経済
的に普通に可能なのであろうか?
  
 こう考えると、次の段階としては、アンジーのような特別で象徴的な女性のケースだけではな
く、もっと普通の一般人にとって、経済的な部分を含めて、乳房切除やその再建、さらには遺伝
子検査などがどれほど現実的な選択肢となりうるのかということについて、情報をより多く開示
していく必要があるであろう。



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